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法律学科政治学科

法政学会主催の講演会が開催されました

法政学会主催講演会が開催されました

日時:2024年6月10日(月)2限(10:55~12:25)
会場:東松山校舎60周年記念講堂
講師:田中柊麻氏(2022年度政治学科卒業生)
題目:「平時と有事のコミュニケーション――能登半島地震の経験を通じて」

 

 講師の田中柊麻氏は、2019年度に法学部政治学科に入学され、卒業後に石川県輪島市立大屋小学校の教員となりました。
 田中氏は今年1月に起こった能登半島地震について、当時居住していた穴水町の被害の様子を紹介していただくとともに、小学校の生徒たちの安否確認の業務を進める中で、平時における他の教員との会話のなかで得られていた知識をもとにして、速やかに業務を遂行できたというエピソードを語っていただきました。そして災害などの将来の有事に備えるために重要なのは、「普段から周囲の人とコミュニケーションをとること」であり、そのことを意識しつつ、大学時代にさまざまな経験をしてほしい、と話されたうえで、「失敗は怖くない、失敗から何も学ばないことが恐ろしい」という言葉で、講演を締めくくられました。
 当日は、講師のご希望もあってZoomで会場とつなぐ形で講演が行われ、約250名が参加しました。アンケートの回答からも、講演から大きな学びを得られたと感じる学生が多かったことがうかがえました。