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政治学科

政治学科2017キャリアデザイン講演会を開催!

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本学科卒業生と4年生の3名が講演

 政治学科では11月23日(木)4限に東松山キャンパスで2017年度キャリアデザイン講演会を開催しました。講師として、大手IT関連企業に勤めている2010年度卒業生1名と、現4年生で今年度の公務員試験合格者および金融関係企業への就職内定者の計3名をお招きし、卒業後の進路を考える際の心構えや残された学生生活の過ごし方などについてお話しいただきました。講演会には2年生を中心に110名ほどの学生が参加し、講師の話に熱心に聞き入っていました。

 

 まず講演に先立ち、主催した教員の側から、3年次以降の就職活動の大まかなスケジュールが紹介され、それを踏まえて早めに準備を進める必要性、とりわけ各種の情報を収集する態勢を作ること(いわゆるブラック企業に就職しないためにも企業の情報を得ること)、その際にキャリアセンターを上手く利用することなどが話されました。

 

 続いて講演に移り、最初に東京都特別区職員に就職予定の学生から、役所訪問などで役所の仕事を知ったうえで自らの志望動機を具体化かつ明確にすること、そうすることで苦しい試験勉強を乗り切る意欲が生まれるとの話しがあり、公務員試験合格を勝ち取った秘訣と体験談が披露されました。次に、埼玉の金融関係企業に就職が決まった学生から、ゼミやボランティア活動を通じてコミュニケーション能力と社会人基礎力を培ってきたこと、企業選択にあたっては、企業がどういう人材を求めているかなどの情報を収集し、それと自分の興味・やりたいことや長所とのマッチングを考える必要があることなどが体験をもとに話されました。また、自己啓発関連本を含む本や新聞(とくに社説)を読み、自分なりの考え・意見を持てるよう日頃から訓練することが望ましい、というメッセージが述べられました。最後に卒業生からは、2度の転職を経て現在のIT関連企業に職を得るに至った経緯、とりわけ転職を決断した理由が話され、自分の人生なのだから、やりたいことを追い求めていく姿勢が重要であることが強調されました。

 

 3人の講師のお話しに共通していたのは、自分は何に関心があり、どういう仕事をしたいのかを自覚するとともに、学生時代に何をしたか、困難や挫折にどう立ち向かい、どのように乗り越えたか、そしてそれにより自分はどのように成長したかをアピールできるような充実した学生生活を送ることの大切さでした。奇しくも勤労感謝の日に行われた今年度のキャリアデザイン講演会は、「働くということ」、「職業をどう考えるか」について論じる場となり、まさしく勤労感謝の日に相応しい催しであったと言えるでしょう。

(文責:政治学科キャリアデザイン委員会)