News

阿部先生の講義とゼミで、農文協の方による特別講義を実施しました

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア
7月2日に、阿部英之助先生が担当する「地域社会学A」の授業において、農山漁村文化協会(農文協)のご協力のもと、特別講義が行われました。
当日は、農文協普及局の3名の方を講師にお迎えし、「農文協の仕事とルーラル電子図書館の利用方法」と題して、農山漁村の実態と課題、そして出版を通じた地域との関わりについてお話しいただきました。
また、あわせて本学のオンラインデータベースである「ルーラル電子図書館」の活用方法も説明していただきました。
講義では、雑誌『現代農業』『うたかま』や各種出版物の編集に携わる中で見えてきた地域社会の変化や、編集者が現地をバイクで回って、情報収集していることなど、農文教が大切にしてきた「現場の声を活かす」という姿勢について具体的な事例を交えながら紹介され、学生たちも熱心に耳を傾けていました。
地域社会を学ぶうえで、出版や情報発信が果たす役割について考える貴重な機会となりました。

 
引き続き、阿部先生のゼミ活動においても農文協の方による特別講義が実施されました。
阿部ゼミでは、9月に山形県鶴岡市での農村調査を予定しています。
これに先立ち、事前学習の一環として、「地域社会学A」の特別講義に引き続き、農山漁村文化協会(農文教)の方を交えてゼミを行いました。
講師はこれまで16年間で全国38都道府県を回り、各地の農家や地域住民との交流を重ねてきた経験をもつ方で、「農家・農村と仲良くなるヒント」や「地域を見るときの視点」について、実体験に基づいたお話をしてくださいました。
学生時代に訪れた農村での気づきや、動物被害対策として“ハクビシンにはコショウが効く”といった興味深いエピソードも交えながら、現場での関わり方や地域との信頼関係の築き方について、ユーモアを交えつつ深い学びを与えてくださいました。
9月の調査に向けて、学生たちは「地域に入る姿勢」や「調査の視点」の大切さを改めて感じることができました。