日本政府の対台湾窓口団体「日本台湾交流協会」から、社会学部の野嶋剛先生が、令和6年度表彰者に選ばれ、4月8日、東京の同協会本部で授賞式が行われました。
野嶋先生が過去、日本や台湾において行ってきた執筆・言論活動が、日本と台湾の相互理解の促進に貢献したことが評価されました。
以下が表彰理由です。
野嶋剛・大東文化大学教授・ジャーナリスト
台湾に関するルポ・評論・論文を多く執筆し、日本人の台湾理解に貢献。『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店、2015年)、『タイワニーズ故郷喪失者の物語』(小学館、2018年)、『なぜ台湾は新型コロナウィルスを防げたのか』(扶桑社新書、2020年)など一般向けの著書も多く出版し、『台湾とは何か』(ちくま新書、2016年)で平成28年度第11回樫山純三賞(一般書部門)を受賞している。
また台湾の雑誌では日本に関する記事を多く執筆し、台湾人の日本理解に貢献。2018年には、台湾のクオリティペーパーとして定評のある『天下雑誌』での連載が、優れた報道に贈られる台湾卓越新聞奨(ニュース評論部門)を受賞し、初めての外国人の受賞となった。
このように同人の執筆活動は日本と台湾のどちらにおいても高く評価され、日台の相互理解の促進に貢献されている。
日本台湾交流協会プレスリリース
https://www.koryu.or.jp/news/?itemid=4355&dispmid=5287