本学大学院外国語学研究科中国言語文化学専攻・外国語学部中国語学科共催の学術シンポジウムが開催されました。
7月に開催を予定していました第19回国際シンポジウムは、新型感染症の影響により開催を見合わせ、中止と致しました。
第20回学術シンポジウム
開催期日:11月21日(土)13:00~18:30
開催方法:Zoomミーティング
発表者:
第一部会 7名
第二部会 6名
参加者:35名
第一部会(語法)
■楊 璇(博士課程後期課程)
金国璞北京語教科書における副詞の使用―《児女英雄傳》との比較
■蘇秋韵(日本ウェルネススポーツ大学別科非常勤講師)
《史記》に現れる“過”の用法について
■洪安瀾(閩南師範大学専任講師)
数量詞に見られる中国語の特徴
■藤本健一(順天堂大学助教)
『醫語類聚』(1873)から見る《醫學英華字釋》(1858)の影響
■趙葵欣(本学准教授)
Parker(1878)所録漢汉口話口語詞考釈
■大島吉郎(本学教授)
中国語における「状態」についての試論―「状態」をどう規定するか
■山口直人(本学教授)
Xバー規約と中国語の多重連体修飾語の語順
第二部会(音韻・教育)
■周 歴(博士課程後期課程)
宋版《廣韻 》入聲部多音字的分佈及其考察
■任 菲(博士課程後期課程)
『上海聲音字彙』(1935)における上海語音声とローマ字の対応
■陳小珍(安徽大学ポストドクター、麗水学院専任講師)
《文選》五臣音注唇音声母考察
■孫云偉(北京語言大学東京校非常勤講師)
昭和初期北京語音声仮名注音の改善―鐘ヶ江信光の著作を中心に
■板垣友子(杏林大学特任教授)
中日翻訳のエラー分析に関する一考察―翻訳教育の視点から
■丁 鋒(本学教授)
『福州蔵随函音義』の音注について
シンポジウム開催に先立って、午前中には同じくZoomミーティング方式により、大学院修士論文、博士論文中間発表が行われました。
前期課程1年、後期課程1年の学生は論文執筆計画について、後期課程3年学生は研究テーマについての途中経過を報告いただきました。
修士論文・博士論文中間発表
■博士課程前期課程1年
張 輝:日中法律用語における同形語について
■博士課程後期課程1年
胡春艶:《紅楼夢》におけるAA型形容詞重畳式について
■博士課程後期課程3年
任 菲:近代における日本人編纂上海語教科書の総合研究
■博士課程後期課程3年
楊 璇:明治期北京官話教科書における介詞について―《児女英雄伝》との比較を中心に