第23回学術シンポジウム開催報告
7月24日(日) Zoomミーティング方式による第23回学術シンポジウムが開催されました。
本シンポジウムは、2011年に開催された第1回国際シンポジウムより数えて12年目に当たり、今回で第23回となりました。
コロナ禍により本シンポジウムは、リモートによるZoomミーティング方式での開催が一昨年より続いています。
本シンポジウムは、大学院生博士課程後期課程の学生の研究支援、博士課程修了者(学位取得者)に対する継続的な研究支援を主な目的とし、国内外の研究者との学術交流による研鑽の機会を設けることで、教育・研究の活性化を目指しています。
参加者は36名でした。
研究発表
■胡 春艶 博士課程後期課程3年
「認知言語学から見た『紅楼夢』における形容詞重畳式」
■孫 云偉 東洋大学非常勤講師
「馮世傑著北京官話教科書に関する一考察―北京語文法を中心に―」
■李 冬松 語学教育研究所客員研究員・曁南大学外国語学院副教授
「中国語における「国民性」語源論考」
■大島吉郎 中国語学科教授
「中国語における空間の文法化の関する研究(初稿)―“了1、了2”の文法的意味を中心に」
講 演
■李 媛 関西大学東西学術研究所アジア・オープン・リサーチセンター
ポスト・ドクトラル・フェロー
「日本古辞書における漢文節の意味注記『篆隷万象名義』を例に」
■落合守和 東京都立大学客員教授
「1950年の北京語と普通話」
院生中間発表会
7月30日(土) Zoomミーティング方式による院生中間発表会が行われました。
博士課程前期課程、ならびに後期課程の院生には、学位論文提出に向けての進捗状況を報告する重要な意味を持つ発表の場です。
参加者は25名でした。
報告者とテーマ
■福原茉莉 大学院科目等履修生
「親疎関係の観点から考察する“把”構文―語用論を中心に―」
■趙 藝琛 大学院研究生
「語気助詞“唄”の意味分析に関する初歩的考察―新疎の関係性を中心に―」
■竹内誠偉 博士課程前期課程2年
「箕作麟祥訳『仏蘭西法律書・刑法』の漢語」
■胡 春艶 博士課程後期課程3年
「『紅楼夢』における形容詞重畳式についての研究」