外国語研究科・英語学科共催の、英語学専攻ワークショップ（英語教育学分野）が１１月２５日（金）午後６：３０〜８：００に開催されました。講師には、武蔵野大学名誉教授・一般財団法人語学教育研究所所長の小菅和也先生をお招きし、「英語教育基本のキ　ー「文法訳読法」から音声中心の授業へー」という演題で、英語による教科書の導入の実演も交えながら講演いただきました。主に英語教員を目指す学生３０名程度が参加し、熱心に耳を傾け、学んでいました。

英語を教えるとき、我々がとらわれがちな思い込みや、教わったように教えてしまうことの危険性について具体例を交えながら解説してくださり、音声が軽視されがちな訳読法に対する代案として、口頭での英語のやりとりに基づいて教科書の内容を生徒たちに導入する方法、Oral Introductionを実演とその解説をしてくださいました。

会の終わりには活発に質疑応答が行われ、終了後も個人的に質問をしていた学生が多数いて、講師の小菅先生も懇切丁寧に対応してくださいました。先生も執筆者である教科書を使って学んでいる学生たちは、これまでの学びが大いに深まったようです。