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日本語学科

2022年度言語学勉強会が実施されました

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3月10日、オンラインにて、言語学勉強会が実施されました。

 

今年度は東京福祉大学の落合哉人先生をお呼びし、「打ちことば」の講義をしていただきました。

講義の後に設けられた質疑応答の時間には学生と教員それぞれから質問が寄せられ、盛況のうちに閉会いたしました。

 

また、落合先生の講義に先立ち、日本語学科の大塚貴史先生による研究発表も行われました。

 

以下、当日のスケジュールです。

 

第1部 研究発表(15:00~15:30)

発表者:大塚貴史(本学日本語学科)

演題:茨城県央方言における「評価のモダリティ」を担うヨウダ

 

第2部 講義(15:40~17:30)

発表者:落合哉人(東京福祉大学教育学部)

演題:「打ちことば」とは何か:言語学周辺における CMC 研究のこれまでとこれから

概要:PC やガラケー、スマートフォン等を介した対人コミュニケーションを対象とする研究分野を CMC (Computer-Mediated Communication) 研究と呼びます。特に言語学に基づく CMC 研究の特徴として、通信技術そのものの普及過程の違いから、各国(各言語圏)で言語使用に関する研究の蓄積が非常に多様であることが挙げられます。この講義では、主に英語圏を中心として進められてきた研究 (Computer-Mediated Discourse Analysis) の展開と、日本語学者が進めてきた研究(「打ちことば」研究)の展開の双方を参照し、今後の日本語研究のありかたについて考えていきます。