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中国語学科

吉田慶子ゼミ 長崎唐通事の研修旅行

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「多文化共生社会と中国語」をテーマとする吉田慶子准教授担当中国言語情報演習(ゼミ)では、ゼミ研修として11月2日に長崎を訪れ、長崎の唐通事について調査を行いました。

 

今回の調査は、事前学習で長崎の唐通事に関する資料を調べ、調査ルートの作成を行って実施しました。

 

長崎歴史文化博物館、長崎歴史文化博物館資料室、唐通事会所跡、メガネ橋、唐人屋敷跡、唐通事墓地、出島、中華街を巡り、長崎の唐通事の歴史、長崎との関係性について学びました。

 

短期間の研修でしたが、参加したゼミ生にとっては、東西文化交渉の歴史において唐通事が果たした役割を理解する良い機会となりました。 

 

学生からは、「長崎に実際に行き様々な資料や遺跡を実際に見ることで、中日関係は様々な人たちの活躍により守られていたのだと改めて感じました!」、「現地に足を運ぶことはできなかったですが、事前学習や実際現地に行った仲間の話などを聞き、個人的に足を運びたいと思いました。そして、長崎の文化についてより一層知識を深めていきたいと感じました。」などの感想が聞かれました。

 

北京外国語大学から本学に特任教授として来ておられる杜改俊先生も今回のゼミの調査に同行されています。研修旅行について、

 

长崎自古以来,就是日本的对外门户,有“唐通事”的许多遗迹,通过这次出访调查,对长崎的历史文化有所了解,更进一步认识到中日经济、文化交流过程中“唐通事”所起的作用。是一次非常有意义的活动。

 

「長崎は古来より日本への玄関口であり、「唐通事」の関連施設が数多く残されている。今回の調査を通して、私たちは長崎の歴史と文化を理解し、中日両国の経済・文化交流における「唐通事」の役割をより深く認識することができ、とても有意義な活動であった。」と感想を述べておられます。(和訳:田村翼)