2024年6月1日、中国語学科の山口直人先生が中国語研究部の部員を連れて土曜日の「中国文化講座」の一環として「台湾日帰りツアー」を敢行しました。
といっても、実際に台湾に行くわけではなく、高坂駅から3番目の若葉駅からバスに乗って4つ目の「戸宮交差点前」にある台湾の道教寺院「聖天宮(せいてんきゅう)」に行ってきました。
のどかな田園風景に突然極彩色の寺院が現れますのでびっくりです。以下、順を追って写真の説明をします。
聖天宮の前門にあたる「天門」。
天門の奥にあるのが「前殿」。ここまでを外から見るだけなら無料です。天門をくぐって中に入るには入場料500円が必要です。
正面から見た前殿。左は「鼓楼」。
前殿の前にたたずむ中国語研究部部員。
前殿にあるおみくじ処。道教寺院のおみくじは、机に上に置いてある「陰」「陽」をかたどった三日月型の「杯(ポエ)」を地面に投げ、「陰」と「陽」が出るまで投げます。「陰」「陽」がそろったら初めて中央に立ててある細長い竹の棒(男女の区別あり)を引きます。その棒に書いてある番号を奥のおみくじボックスから取り出します。1回200円。部員も引いてみました。
小吉でした。
目もくらみそうな前殿の屋根の飾り。1995年完成とのことですから、すでに30年近い年月が経っていることが信じられないくらいきれいです。
前殿の向かって右が「鐘楼」、左が「鼓楼」です。ともに3時に自動で鳴ります。鐘楼、鼓楼ともに登ることができます。
正面から見た「本殿」。
本殿に上がる中国語研究部部員。
本尊は右から道徳天尊、元始天尊、霊宝天尊。
写っていませんが天井が見事です。ここに立つとボランティアのガイドさんが聖天宮の説明をしてくれます。
聖天宮の中は完全に台湾。自販機では台湾の食べ物が買えます。自販機は左から1台目イカスナック、お茶、インスタントラーメン。2台目有名なパイナップルケーキ、マンゴーケーキ、台湾ヌガー、ピータン(皮蛋)まであります。マンゴージュース、杏仁ジュース、リンゴソーダ、グァバジュース、黒松コーラはサロンパスの味がします。レディ・ガガならぬレディ・波覇・・・。3台目記念メダル、ハンカチ、変面人形は首を前に倒すと顔の隈取(くまどり)が変わります。4台目ちまき、小籠包、台湾ソーセージは甘めの味付け。5台目餃子、ニラまん、桃饅頭まであります。個数ではなくグラムで売るのが中国流。
壁のレリーフは何かの物語を再現しています。
これだけ本格的な道教寺院がどうして若葉の田園地帯にあるのか?それは自分で行って確かめてください。びっくりの理由があります。
若葉駅から聖天宮行きのバスは本数が少ないので、事前によく調べて行った方がいいです。歩くと30分から40分かかります。車で行く人は大きな駐車場があり、無料です。
中国語研究部、次回の中国文化講座は「池袋北口、ガチ中華攻略ツアー」の予定(日時未定)です。西安名物「羊肉パオモー」を食べに行きます。