今年度復旦大学（上海）で長期留学中の野口茜さん（中国語学科4年）が休日を利用し、中国の色々な街に行きました。以下は野口茜さんのレポートです。まず大学所在地の上海と、その近くにある蘇州と湖州への旅を紹介します。

上海では、東方明珠タワーの夜景を幾度となく訪れました。黄浦江に映る光の饗宴は、都会のエネルギーを凝縮したようで、ただ眺めているだけで心が満たされる特別な体験でした。特に、ライトアップされたタワーが水面に映し出される様子は、何度見ても新鮮な感動を覚えます。

蘇州では、姑蘇区の緑豊かな運河と古城の調和に心打たれました。七里山塘景区では、赤い提灯に照らされた石畳の路地を散策し、中国の伝統的な街並みを満喫しました。古い街並みと現代の生活が融合した風景は、江南地方ならではの魅力にあふれていました。

湖州で体験した伝統的な「打鉄花」は、特に印象深い思い出です。高温の鉄が夜空に放たれ、金色の花火のように広がる様子は、想像をはるかに超える迫力でした。地元の民族舞踊と音楽も同時に楽しめ、中国の民俗文化を五感で感じることができました。