Professor

教員紹介

大島吉郎

1957年3月、新潟県糸魚川市生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。1988年4月に講師就任。中国語を学ぶきっかけは、小さい頃から話題として中国や中国語が身近にあり、進学をひかえて『中国語五十年』(岩波新書)を読み、強く影響を受けたことによります。中国語の勉強や研究が面白いと感じることができるようになるまで、かなりの時間がかかりましたが、現在では自分の目指した研究テーマに向かって、わくわくしながら資料を集めたり論文にまとめるなどして、とても充実した毎日を過ごしています。教員としては、学生に「こんな先生がいてくれたら、どんなにかありがたい」と思ってもらえるよう努力を重ねています。  

中国は日本にとって極めて重要な意味を持つ隣国です。また共に発展していくべきパートナーでもあり、相互の交流は欠かすことができません。その意味からも、中国語をきちんと身につけた人材が絶対に不可欠です。多くの優れた人材が本学から羽ばたいて日中の架け橋となり未来を切り開いて行くことを切に願っています。中国語を共に学び、日中の未来について語り合いましょう。

おもな著書・論文

『容与堂本「水滸伝」語彙索引』近代漢語研究会 1998年

「循環する物語――“彷彿思想里有鬼似的”に関する一考察-」『中国言語文化学研究』第7号 2018年

「介詞“和”の授益用法について―《容與堂本水滸傳》を中心に―」『中国言語文化学研究』第8号 2019年