Professor

教員紹介

須田 義治

【自己紹介】
わたしは、日本語学のなかでも、現代語の文法を専門としていますので、日本語学科では、日本語の文法を中心に、日本語学を教えています。大東文化大学で教えるようになるまえには、中国の北京大学と北京外国語大学でそれぞれ1年間日本語を教えていたり、沖縄の那覇にある沖縄大学というところで、12年間、日本語や日本語学を教えたりしていました。

 

【学生へのメッセージ】
現代語の文法の中でも、わたしは特にアスペクトというものを専門としています。アスペクトというのは、英語で言えば、たとえば進行形などですが、それと同じような意味を、日本語では、おもに「走っている」「食べている」のように、「~している」という形で表します。しかし、この形は、「(窓が)あいている」「壊れている」のように、英語の進行形では表せない、変化が起こったあとの結果的な状態も表します。
このように日本語の文法は、英語と似ている点もありながら異なっているところもあります。ふだんは意識することのない、こうした日本語の文法の仕組みに興味を持ってもらえるとうれしいです。

 

【ゼミの卒業研究テーマ】
・「とりたて詞「~しか」の意味拡張に関する一考察―「肯定的用法」を中心に―」
・「「ちゃんと」の機能と位置づけについて」
・「「ながら」「つつ」の比較」
・「命令しない命令形「嘘つけ」「馬鹿言え」について」
・「男女共に用いる終助詞「わ」について―女性専用とされてきた「わ」の現在―」
・「香川県の終助詞‐性別世代別の使用について‐」