Professor

教員紹介

藤田 ラウンド 幸世

 【自己紹介】
高校時代に未知の世界に飛び込む冒険家に憧れていました。学部時代は英文学を通して新しい世界を旅し、大学院では社会言語学を通して、発音ひとつでその人の社会的属性、ジェンダーや出身地などが類推できる「ことば」と社会の関係性を紐解く方法を学びました。現在は、消滅の危機に瀕している沖縄県の宮古島のことばの活性化に取り組み、YouTubeに映像で記録を残し、絵本やカルタを制作しています。研究という名の冒険はまだ続きます。

 

【学生へのメッセージ】
私は、日本語学科の1年生の必修授業と2年生の選択授業の英語を担当しています。日本語学科なのに外国語の「英語」がなぜ必修科目なのでしょうか。一つは、日本語を外側から眺め、客観的に日本語と比較するためだと考えられます。受験勉強のように時のように英語を詰め込むのではなく、みなさんがすでに親しんでいる英語を日本語と同様に「言語」として捉え直す、つまり、新たな視点を身につけるためだと考えてください。もちろん、英語をさらに理解して、使えるようになると身の回りの自分の世界が広がり、社会的にもいろいろな場面で役に立ったりもします。新しい視点を切り拓くという観点で、改めて、英語に向き合ってみませんか。