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法学研究科

大学院法学研究科政治学専攻講演会「3.11に向き合うということ――「いまさら」ではなく「いまこそ」の視点」報告

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「3.11に向き合うということ――「いまさら」ではなく「いまこそ」の視点」報告

 2026年7月10日(金)に武田真一先生(公益社団法人3.11メモリアルネットワーク代表理事)をお招きして、大学院法学研究科の講演会「3.11に向き合うということ――「いまさら」ではなく「いまこそ」の視点」が開催されました。

 武田真一先生は、河北新報社報道部長として東日本大震災を経験した後、同社の防災・教育室長、宮城教育大学特任教授、現在の3.11メモリアルネットワーク代表理事として、防災教育に取り組んできました。近年では、東日本大震災の伝承活動の継承と発展にも力を入れておられます。

 講演では、武田先生は、津波で行方がわからなかった子どもが昨年に身元が判明したニュースを紹介しながら、今なお震災が過去ではないことに注意を喚起しました。そのうえで、避難行動や防災対策が必要である根源的な理由として、自分と他人のいのちと尊厳を大切にすることが挙げられました。このことは、大規模災害のみならず、戦争や感染爆発にもあてはまることはもちろんのこと、日常の生活における差別やいじめをなくすことにつながります。だからこそ、震災を伝え継ぎ、向かい合うことが大切になるのです。武田先生がいのちを強調するとともに、今年度の東北被災地研修に参加する学生が真剣なまなざしで聴講していたことが印象的でした。

 法学研究科では、「専門家としての高度な専門性と応用力を基礎に、多文化の共生を意識しつつ多角的な視野に立って研究を深める能力」が学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)の1つに挙げられています。その意味でも、今回の講演会は大変貴重な機会となりました。