中国文学科 亀澤孝幸講師
東洋の古典中の古典『論語』。孔子は私たちにとって永遠の師ともいうべき存在です。こちらは楷の木に彫られた孔子像。楷の木と孔子には、深い関係があります。孔子の墓前に弟子の子貢が楷の木の杖を挿し、別れを惜しんで泣いた。その涙によって楷が芽吹き、大木に生長したといいます。
そんな孔子様、実はとっても背が高く、特徴的な顔つきをしていたと伝えられます。額は盛り上がり、目はくぼみ、頭の中央がへこんでいたことから、丘(きゅう)と名づけられたとか。しかもその顔は鬼のように恐ろしかったとも。この孔子像の顔つきは、むしろユーモラスですね。『論語』から浮かび上がる大らかでやさしい孔子を彷彿とさせます。

