歴史文化学会秋季大会が2019年11月29日(金)に東松山キャンパス記念講堂で開催されました。今年で2回目を迎える秋季大会は、一期生・二期生の学生委員の司会進行により、第一部は学生代表による発表、第二部は日本学術振興会特別研究員の新居洋子先生によるご講演『他者の発見と自己の再発見-明清時代の中国とヨーロッパとの思想接触-』の二部構成で行われました。
第一部では、歴史文化学科二期生(1年生)による「ブラミヤタキin上野」の発表、続いて、歴史文化学科一期生(2年生)が取り組んでいるプロジェクト研究の発表が行われました。テーマは「川越添屋プロジェクト」および「リモートセンシング技術センターとの共同プロジェクト」です。2年生のプロジェクト研究は、外部の機関と共同で取り組んでいるもので、地域や社会に貢献する研究となっています。
第二部は新居先生から、まず清、宋代の史料から読み取れる当時の社会状況の紹介があり、異文化との出会いがどのような影響を社会にもたらしたかについてのお話がありました。続いて東西の宗教や文化、人の交流によって、お互いが自己を再発見していく過程についてのお話がありました。東西文化コースを志す学生のみならず、歴史文化学科で学ぶ学生に多くの示唆を与えていただいた講演でした。
準備を進め,当日も多くの役割を担ってくれた学生委員の諸君に感謝したいと思います。