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歴史文化学科

2023年度 大東文化大学歴史文化学会・春季大会が開催されました

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2023年6月3日、東松山校舎において、大東文化大学歴史文化学会・春季大会が開催されました。
当日は学科の1・2年生を中心に、在学生だけでなく卒業生の来場者もあり、300人近くが参加しました。
 
歴史文化学会会長(本学科主任)の湯城先生による開会挨拶、総会のあと、学科の2年生による学生発表が2本、行われました。
発表者とタイトルは以下の通りです。

【学生発表①】「岩殿観音正法寺境内「献灯記碑」の報告―海を渡った埼玉県人―」
発表者:飯塚祐太、静宏樹(日本史コース2年)・大沼帆花(観光歴史学コース2年)
【学生発表②】「岩殿地区の年中行事」
発表者:菅野雅喜(日本史コース3年)※落合義明先生(日本史コース教授)と共同発表
 
いずれも東松山校舎のある岩殿地区に密着した「足元の歴史」の奥深さや広がりを、碑文や古文書、インタビューなどによってひもとく、力のこもった発表でした。
以下、1・2年生から寄せられた感想を一部ご紹介します。
①明治期から大正期にかけて海を渡って出稼ぎにいった人々が高坂にもいたという事実が岩殿山正法寺の石碑からわかったということに驚いた。授業でも岩殿山正法寺はよく取り扱われており、中世の比企能員の名前が多く出てくるが、実際にそこにある石碑などの一次史料を読むことによって、近代の高坂の新しい事実を目の当たりにしたと思う。
②判官塚がかつて大東文化大学の八号館のグランド側に古墳のような状態であったということを知り、大学の近くにこのような歴史的遺産があったことに驚いたと同時に、歴史について学ぶ身として、恵まれていると感じた。また、四万六千日(寺小屋、灯籠祭り)が昔から行われていたが、一旦中断し、十四年前から再び始まったことを知った。