教員紹介/Professor
教員紹介
髙橋利郎

書はこれまで、あらゆる文化的な事象を支える基層を形成してきました。同時に、日本をはじめとする東北アジアの漢字文化圏では、毛筆で文字を書き、文章を綴るという行為そのものが芸術にまで高められて今日にいたっています。文学や美術工芸史、また、書をめぐる制度や鑑賞環境などとの関連も視野に入れながら、日本の書跡を中心とする文化を理解していきたいと思います。
担当ゼミ : 日本書道史演習
日本の書跡や作家、あるいは制作や鑑賞の場などに注目してテーマを設定し、調査や文献を通してその書道史的な特質を考察します。日本には数多くの名筆が遺されています。美術館や博物館の見学にも積極的に出かけたいと思います。ゼミを通して自分なりのモノの見方を模索して下さい。
2011年度活動報告
著書(単著) | 『近代日本における書への眼差し 日本書道史形成の軌跡』思文閣出版 平成23年12月 |
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論文等 | 「『草枕』の風景―漱石の文人世界」(平形精一編『文字文化と書写書道教育』)萱原書房 平成23年3月
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その他 | 〔解説等〕
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