教員紹介/Professor
教員紹介
德植 俊之(とくうえ としゆき)
【自己紹介】
幼いころから本が大好きでした。中学校の国語の授業で『枕草子』と『徒然草』に出会い、すっかり古典文学の虜に。さらに大学の授業で、作品を深く読むことや議論することの楽しさに目覚め、学問の道を志すようになりました。高校教諭を経て、研究者の道へ。専門は平安時代の和歌文学、国語教育(教材論)、文献学。最近は、江戸時代の絵入本の挿絵も研究しています。趣味は、古書籍・古筆切の収集とフルートです。
【学生へのメッセージ】
学問は、ミステリーを読むのとよく似ています。まずは、疑問を持つこと。世の中で常識と言われていることを疑ってみましょう。なぜそう断言できるのか? その根拠を考えると、それまであたりまえと思っていたことの多くが、実は不確かなことだったのだと気づかされるはずです。次に、自分で調べ、考えてみましょう。一つ一つデータを集め、それをじっくり分析し考えます。そうやって、推理を積み重ねて、答えを見つけ出していくのです。教わるのではなく、自分で見つける。学問の世界は、本当に楽しいですよ!
【德植ゼミではこんなテーマで卒業論文が書かれています】
- 『竹取物語』の研究
- 『平家物語』の研究 ―アニメ「平家物語」との比較を中心に―
- 国語教育における「源氏物語」の研究
- 平安時代の文学における色彩について