教員紹介/Professor
教員紹介
権田 瞬一(ごんだ しゅんいち)

【自己紹介】
私の専門は書道芸術の一分野である篆刻です。日本における中国篆刻の受容と変容について研究しています。権田逸廬の姓号で展覧会に篆刻作品を発表しています。
篆刻の制作には、文字学をはじめとした中国書道の様々な知識、書法と篆刻技法の習熟が必要です。感興の高まり、歴代の名家・名品と対峙する真摯な姿勢も大切です。そのため、日夜、書と篆刻の本質を考え、作品制作における表現技法を追求しています。
趣味は、古書店巡りと日中の古書籍収集。ただの骨董趣味ではなく、研究に必要な稀覯資料の収集を心掛けています。また、身体を動かすのが好きで、ボクシングや娘とのジョギングで体力の維持に努めています。
授業は、中国書道史、篆隷書法、篆刻の歴史と実技を担当しています。オフィスアワーを使用し、書と篆刻の作品指導も行っています。
【学生へのメッセージ】
大学では、図書館や各研究所の蔵書を渉猟することをお勧めします。大学施設は学生証があれば使いたい放題です。本学の図書館には、大河内文書や高島(菊次郎)蔵書など、本学に所縁の深い先人の貴重な旧蔵書が収められています。私も研究するうえで、本学の図書館には何度も助けられました。研究に必要な重要文献が手に入らず研究が停滞していたところ、本学の貴重書庫に収蔵されていることを知り、閲覧。一気に研究が進んだことがあります。
本学にはお宝がたくさん眠っています。お宝探しを学生生活の楽しみの一つにしてみてはいかがでしょうか。