Class & Seminar report

国内研修A(青森:津軽地方と白神山地の実践)

植野一芳先生

 「⻘い森」、本州最北の⻘森。かつて、ヒト、モノ、カネ、情報、そして文化を乗せて北海道函館間を往来した⻘函連絡船は昭和の終わりと共にその役割を⻘函トンネルに譲り、平成の時代には首都圏から新幹線が延び、いまは海峡を越えて北海道へ直通運行も。人流や物流、それらが動く速度変化だけから見ても、近年、⻘森を取り巻く社会環境は大きく変化しました。
 こうした変化と地域における人口減少下での少子高齢化によって、⻘森は様々な課題を抱え、県および県下自治体はその解決に向けた多彩な政策パッケージの策定や構築を提起し、地域の担い手等による主体的で持続的な取り組みに向けた仕組みづくりを始めています。他方、社会や身近な地域のあり方について、白神山地という自然世界遺産を活用した自然教育を含む新たな産業創発の取り組みや地場産業の醸成なども実践されています。
 本研修授業は、これらの活動に取り組む担い手の方々へのヒアリング調査と交流、現場の視察や体験等を通じて地域の現状を学習する3泊4日のプログラムです。

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