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中国語学科

第24回学術シンポジウム開催のお知らせ

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11月19日(土)、オンラインにて第24回学術シンポジウムを開催します。

大学院外国語学研究科中国言語文化学選専攻・外国語学部中国語学科・外国語学部付置語学教育研究所・京都外国語大学大学院 共催

 

下記URLからアクセスが可能です。興味ある方々の参加をお待ちいたします。

 

URL:  https://zoom.us/j/94070884194?pwd=Nk5WaFVPbXJ5V00rY2RSMzZoVncxZz09

  ミーティングID:940 7088 4194

  パスコード:755160

入室開始 09:20

研究発表 10:00~12:00

◇10:00~10:40 王 昊天(京都外国語大学大学院博士前期課程)

    「清末期における張謇氏の教育改革の考察

     ―日本人教習の誘致や日本の教育制度の受容をも考えて―」

      司会 上田 裕

◇10:40~11:20 尚 煜琛(京都外国語大学大学院博士前期課程)

    「中国語“人”で終わる使役を表す形容詞の用い方の特徴の考察」

      司会 竹島 毅

◇11:20~12:00 陳 小珍(麗水学院民族学院対外漢語専業講師)

    「闽南地区“土”部地名疑难字音义探析」

      司会 趙 葵欣

 

休憩 12:00~13:00

研究発表 13:00~14:20

◇13:00~13:40 藤本健一(順天堂大学国際教養学部助教)

    「ホブソン『全體新論』(1851)の医学語彙」

      司会 吉田慶子

◇13:40~14:20 趙 葵欣(中国語学科准教授)

    「处所结构的存在用法——《朱子语类》后置“在这里/那里”的使用特点」

      司会 大島吉郎

講演 14:30~17:40

◇14:30~15:30 王 学群 先生(元東洋大学教授)

    「話し合いにおける日本語の「のだ」文とそれに対応する中国語表現

      ―“(是)······的”文との対照研究を中心に―」

      司会 秋山 淳

◇15:30~16:30 池田 晋 先生(佛教大学文学部准教授)

    「多様性の複文―「疑問詞連鎖構文」の正体を考える」

      司会 田村 新

◇16:30~16:40 休憩

◇16:40~17:40 丁 鋒(中国語学科教授・語学教育研究所所長)

    「封印された清代字書《字貫》について」

      司会 大島吉郎

要旨

 趙 葵欣 「处所结构的存在用法——《朱子语类》后置“在这里/那里”的使用特点」

■本研究全面考察《朱子语类》里后置处所结构“在这里/那里”的句法形式及功能。该书中“在这里/那里”最多的用法是置于句末,“在这里”208例,占全部用例的58.8%;“在那里”56例,占全部用例的60.9%。句法形式主要有“有+NP+在这里/那里”“V(O)+在这里/那里”和“形容词或状态表现+在这里/那里”三种。语义上并不表示实在处所,而是表达存在义的情况非常显著。研究还发现《朱子语类》中“在这里/那里”作谓语时就表现出虚化倾向,79%的“在这里”、62.5%的“在那里”并非表示实在处所,而仅表存在。这为句末“在这里/那里”的存在用法提供了可能的解释。与Heine and Kuteva(2002:203-204)提到的Swahili等语言处所>存在语法化过程丢失处所论元不同,“在这里/那里”在保留处所论元的情况下也发展出存在用法。而主语语义特征、动词特性、语序及句式都会对“在这里/那里”由处所>存在的语法化产生影响。

关键词 处所结构,存在句,在这里/那里,《朱子语类》,近代汉语

 

 王 学群 先生(元東洋大学教授)「話しあいにおける日本語の「のだ」文とそれに対応する中国語表現―“(是)···的”文との対照研究を中心に ―」

■本稿では、奥田靖雄(『ことばの科学 10』むぎ書房、2001:175-202)の「説明(その 4)―話しあいのなかでの『のだ』―」をもとに、それに対応する中国語表現を検討する。奥田(2001)は、具体的な 場面の中で使用される、「のだ」をともなう説明の文の「場面的な意味」に注目してその意味用法を大きく7つのタイプにわけている。本稿は、奥田(2001)の各意味用法の例文を中国語に訳すとどうなるかを検討し、中国語の“(是)···的”文との対応関係を考える。

 

 池田 晋 先生 「多様性の複文―「疑問詞連鎖構文」の正体を考える」

■中国語学習者が初級段階の後半で出会う“谁先回家谁做饭。”のような表現形式は、一般に「疑問詞連鎖構文」などと呼ばれるが、この表現形式が中国語の文法体系の中でどのように位置付けられるかという点に関しては、これまで学界の中で統一的な見解が示されてこなかった。本発表ではこの表現形式を一種の特殊な条件文であると捉えることで、その意味的特徴を合理的に説明できることを示したい。

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