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英語学科

英語教員志望者対象特別講演会を開催しました!

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2020年度英語教員志望者特別講演会

2020年度の標記講演会は埼玉大学教授・及川賢先生による「英語を『使う』場面の工夫」というタイトルでのお話をZoomを媒介として伺いました。

 

講演概要には「英語が日常的に使われることが極めて少ない日本では、教室で英語を使う場面をある程度増やす必要があります。この点は「言語活動」を重視する新学習指導要領にも通じています。本日は、その具体的な方法として、身の回りの教材を用いた活動例や英語以外の教科の内容を取り入れた活動を紹介します。」とありました。

 

まさにそのお言葉通り、100円ショップその他で入手したさまざまなグッズを駆使して生徒の興味を惹きつけながら、What's that? / How many boxes? などの基礎的な表現を、referential questionとして本当の気持ちを載せながら生徒が何度も口にすることになるような場面設定の工夫が紹介されました。

 

"This is a pen."という一見実生活ではありえなそうな文にいかにして自然な意味をもたせるか、という下りは多くの参加者の目を開いたことと思います。また埼玉県と千葉県に関するさまざまな比較(「埼玉のほうがスターバックスが多い」)は実際に比較表現を口にしたくなる仕掛けとして秀逸なものと感じられました。

 

Zoom越しなので参加学生の声は物理的には聞こえませんでしたが、それぞれの画面の前では実際の気持ちを載せて英語を発していた学生がほとんどであったと想像されます。50名を超える参加学生にとって、教育実習やその後の教壇での実践に生かせる貴重な学びを得た90分となったとことが事後のレポートからも伺えました。