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国際関係学科国際文化学科

国際関係学部の古島優司さんが、世界遺産検定1級に認定されました。「世界遺産講座」開講以来、3人目の1級認定者となりました。

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 第38回世界遺産検定(2019年12月実施)において、国際関係学部2年の古島優司さんが、1級に認定されました。国際関係学部は、2015年度よりキャリア特殊講義の科目として「世界遺産講座」を開設していますが、2016年度に認定された佐藤大介さんと加藤沙耶さんに続く3人目の1級認定となりました。1級の出題範囲は「全世界遺産」。1000件を超える世界遺産に関する知識量が問われる難関です。 

 在学中に、世界遺産検定の最高峰(マイスター)を狙うという古島さんに、世界遺産検定に向けた勉強方法やマイスターへの意気込みについて聞きました。

 世界史が得意だった古島さんが世界遺産の勉強をはじめたきっかけは、学部の入学前教育の課題『きほんを学ぶ世界遺産100』だったそうです。入学前教育で世界遺産に興味をもった古島さんは、入学後に、迷わず山口先生の「世界遺産講座Ⅰ」を受講し、7月検定で3級に認定されました。後期には「世界遺産講座Ⅱ」を履修し、12月検定で2級に認定されました。いずれも高得点での認定です。

 2年生になり、山口先生の「世界遺産特論」を履修し、1級を目指しました。1級合格に向け、上下巻で900ページにもなる『世界遺産大事典』と『公式過去問題集』を繰り返し読み込んだそうです。「授業が終わると、久喜便の最終バスが出る7時まで、図書館で勉強しました。テキストは通しで5周は読み抜きました」と、古島さん。2年生にして一発合格のわけはこの徹底した勉強法にあるようです。

 

 古島さんは、言語文化講座ではインドネシア語を専攻し、夏休みには、パジャジャラン大学での現地研修にも参加しました。将来は、東南アジアとの貿易にかかわりたいという希望をもっていて、在学中に「日本語パートナーズ」でインドネシアに行くことも考えているそうです。

 

 言うまでもなく、古島さんの次の目標はマイスターに認定されることです。山口利光先生の特訓をうけながら、7月のマイスター認定を目指しています。

 マイスターの試験は、もちろん「全世界遺産」が出題範囲。「論述形式が3題」出題されます。世界遺産アカデミーのHP上の「学習の際のポイント」には、こう記されています。「世界遺産の理念や世界遺産に関係する出来事を、丸暗記するのではなく、自分自身の言葉でまとめておくことが重要です。多くの問題や課題を抱える世界遺産について、常に意識して情報を集めるようにし、それについて自分はどう思うのか考えておくようにしてください。」難関中の難関です。

 

 国際関係学部初の「世界遺産マイスター」を目指して頑張ってもらいたいと思います。