今年度の現地研修は例年とは違い、オンラインでのビデオ通話を用いた形での研修となりました。現地に行けなかったことは残念ではありますが、それでも参加した学生それぞれが多くの学びを得ることができた大変有意義な時間になったと思います。
オンラインでの学習と良かった点
画像の様に学生4人と現地の先生が参加するチャットグループがあり、オンラインでの課題提示や1日2時間のビデオ通話会議を用いたオンライン授業が行われました。
現地校(Qalam wa Lawh Arabic Language Center in Rabat)のスタッフには日本語を話せる方がおらず、ほとんどアラビア語または英語を使ったコミュニケーションになると聞いていたので不安はありましたが、いざ始まってみると先生方が簡単な英語やジェスチャーを使ってとても分かり易く教えてくださいました。
現地校にとってもオンラインでの授業は初めての試みだったそうなので様々なトラブルはありましたが、私たちも楽しく積極的に学習に取り組むことができました。
また、アラビア語学習のほかにもモロッコの町並みや文化などをYouTubeの動画を用いて紹介するカリキュラムなどもあり、現地へ行きたいという気持ちが強くなりました。
オンライン授業におけるデメリット
今回はビデオ会議が午後4時から午後6時の間の2時間で実施された為、アルバイト等をしている学生はシフト時間の確保が難しく、研修中はほとんど土日しか働けない、といった声もありました。
また、オンラインでの課題はすべてアラビア語で入力する必要があり、研修が始まった当初はパソコン上でアラビア語を入力する方法がわからず戸惑ってしまいました。準備期間で調べておくべきだったという反省点があげられるかと思います。
最後に
新型コロナウイルスの影響で現地に行けなくなってしまったのはとても残念でしたが、オンラインでも非常に有意義な学習ができたと思っています。また、自分たちの中でも来年現地に行けるのであればもう一度参加したいという意見が多く、現地でさらに深くアラビア語圏であるモロッコの文化や暮らしに触れてみたいという思いが強くなりました。