観光歴史学を学んでいる宮瀧ゼミの3年生は、年間を通じて、明治11(1878)年に単身来日したイギリス人女性、イザベラ・バードの旅行記『日本奥地紀行』をテキストに演習を行っています。そこで毎年夏のゼミ合宿では、イザベラが訪ねた場所に私たちも実際に足を運び、その足跡をたどっています。今夏は、厳しい残暑の中、9月8・9日の2日間、イザベラが詳細な記述を残している日光を訪ねました。特に、彼女が宿泊した金谷邸は、現在、金谷ホテル歴史館としてそのまま保存・公開されていますので、イザベラが宿泊した部屋にも御案内いただき、150年近く経っても、記述のままの部屋の様子を実際に確認することが出来ました。