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実施報告 シンポジウム「“川越の観光”を“河越の歴史”から考える」

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参加者アンケート集計結果のご報告

シンポジウムには約170名の方々にご参加いただきました。当日、アンケートにご回答いただいた方のご意見を紹介します。ご協力いただき、ありがとうございました。

 

・観光に外国人と若者を取り込むために、史跡と歴史の知識と博物館と並行して、ARや聖地巡礼、インスタ映えスポット、多言語解説を適度に取り入れることが重要だと感じました。専門家の研究とご経験を無料で聞くことができました。ありがとうございました。
 
・午前中から午後過ぎの1本目まで拝聴させて頂きました。初の試みとしてのシンポジウムは、とても『実』のある内容だったと思います。机上(の空論)だけではなく、学生さんによるガイド実践を踏まえた内容でもあり、とても説得力がありました!まずは市民1人ひとりが、意識を高くもつべきテーマだと思います。意義あるシンポジウムをありがとうございました!
 
・とても興味深く楽しく聴講させていただきました。川越市に生まれ育ち70年も住んでいます。川越が大好きで、今回のテーマは、是非参加したいと思いました。シンポジウムでも歴史の継承が難しいとご意見もありましたが、私の自治会では、川越まつり時期にむけて、河越の歴史、川越まつりの歴史、山車の歴史など、毎月勉強会を行い、歴史が受け継がれるように進めています。次の講演会を楽しみにしています。
 
・ブラタモリの案内役が3名揃うという豪華顔ぶれ、しかも参加費無料という“大変お得”なシンポジウムでした。歴史学と観光学のコラボという切り口も新鮮で、川越を舞台にされたことが、学生時代から今に至るまで長く深いご縁がある私にとって、とても興味深かったです。
 
・鎌倉と比較参照して、川越の観光の現状やオーバーツーリズムの考え方、参考になりました。場所の可能性を考えるに、川越にはその可能性を持ったコンテンツがたくさんあるように考えました。川越市の観光振興についてですが、現在、川越市の北部市街地区に居住しているのですが、オーバーツーリズムについては身近に感じています。観光、イベント、祭礼行事について、官民で積極的に施策推進されていますが、 一番街の歩行者天国 については 交通緩和の施策の一環として実施されていますが、周辺の迂回路地域の交通渋滞を考慮して 試作を進めていただきたいと思います。歩行者天国の実施は、オーバーツーリズムの根本的な対策ではないと思います。 近隣住民の声を生かしながら施策を進めていただきたいと思います。川越の観光について、中心部と周辺部で温度差があると思いました。川越まつりにしても、 周辺部の人にしてみれば、よそごとと感じると聞きました。周辺部の人にも、参加意識を持ってもらえればいいなと思いました。周辺部の情報についても、現地の方の意向を聞きながら、観光協会のパンフレットに得られる情報に取り入れて欲しいと思いました。落合先生の府川地区の中世のお話の中で、竹ノ谷源七郎の菅間竹ノ谷家の文書のことがありました。私の叔父が作成した竹ノ谷家系譜 という冊子の中で、叔父は「竹谷源七郎まで遡れた」と言っていました 。本日のお話、大変興味深く聞くことができました。ありがとうございました。
 
・今回の各登壇者による報告とパネルディスカッションの内容を是非、活字化し、本のような形で手に取れるようにしていただけると嬉しいと思います。
 
・江戸時代がメインで語られることの多い川越ですが、中世の河越としての学術的価値を観光 歴史学の俎上にのせ、多角的に照射する大変有意義なシンポジウムでした。ぜひ。他の地域の文化財行政や地域の歴史文化に携わる方々にも知ってほしいと思いました。大東文化大学の観光歴史学コース設置の経緯は、日本の文化財を未来に継承するための人材育成として大変重要な試みであると感銘を受けた。
 
 

実施報告

シンポジウム「“川越の観光”を“河越の歴史”から考える」(主催:文学部歴史文化学科落合義明研究室/後援:一般財団法人リモート・センシング技術センター・川越市・NHKさいたま放送局)が、2026年1月25日(日)ウェスタ川越において実施されました。

本シンポジウムの目的は、近年、川越市の蔵造りの街並みには、連日多くの観光客が訪れていますが、今後さらに“河越の歴史”を掘り起こすことにより、新しい“川越の観光”を提案するためです。 当日は、開会にあたり、一般財団法人リモート・センシング技術センター理事長池田要氏、川越市長森田初恵氏、本学学長高橋進よりご挨拶をいただき、基調講演として、東京大学の高橋慎一朗教授に登壇いただきました。続いて、本学学生(3年生)の報告があり、昼休みを挟んで、川越市役所観光課・教育委員会文化財保護課の職員より、川越の観光や歴史遺産の取り組みについての報告がありました。その後、本学教授、野瀬元子・宮瀧交二・落合義明がそれぞれ観光学・歴史学の立場から報告を行いました。最後に、パネラー(登壇者全員)によるパネルディスカッションを行い、熱い議論を交わしました。


10時00分から16時30分まで、長時間にわたるシンポジウムは、後援をいただいたNHKさいたま放送局キャスターの今村明子さんの総合司会により円滑に進行し、いまだ知られざる“河越の歴史”の解明の可能性と、その観光活用の可能性について、歴史学・観光学双方の研究者などにより、新たな提言がなされました。

 

本学関係者を除き、朝から170名もの多くの皆様にお越しいただき、盛会のうちに終了することができました。参加者の皆様にはこの場を借りて御礼申しあげます。