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教育学科

【教育学科】2025年度 教育学会 秋季定例会 「ヤングケアラー〜子どもが子どもらしくいられるために〜」を開催しました。

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10月14日(火)に2025年度の教育学会秋季定例会が開催されました。秋季定例会の内容は教育学会運営委員会の学生が話し合って決めています。

今年のテーマは「ヤングケアラー〜子どもが子どもらしくいられるために〜」として、「親子まるっと伴走支援」の活動に取り組んでいらっしゃる一般社団法人Omoshiroから勝呂ちひろさんと青木大三さんにお越しいただき講演をお願いしました。

「ヤングケアラー」とは「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行なっていると認められる子ども・若者」のことで、厚生労働省の調査では中学2年生の17人に1人が、世話をしている家族が「いる」と回答しています。多くの子どもたちが「子どもとしての時間」と引き換えに家族の世話や家事をしていることが社会問題化しているのです。

講演の後のワークショップでは、具体的な事例をふまえて、参加者どうしの考えを交流し合いました。

《運営代表のコメント》

今年の秋季定例会は「ヤングケアラー」をテーマに、そもそも「ヤングケアラー」とは何かといった基礎知識から、支援のあり方や社会の理解の重要性、教師としての関わり方について学びを深めました。参加した教育学科の学生のみなさんは講師の方の話に真剣に耳を傾け、自分とヤングケアラーという社会問題との関わり、自らの将来や身近な人との関わりについて考える姿が見られました。参加学生からは「自分にできることをもっと考えたい」「他人事として片づけてはいけないんだと実感した」といった感想が寄せられていました。教科書や授業だけでは得られない学びをたくさんいただきました。貴重なお話、グループワークをしてくださった勝呂ちひろ様、青木大三様に心より感謝申し上げます。

秋季定例会総括 北岡大樹(教育学科3年生)