東アジアの美術探訪( 彫刻・絵画・書跡・工芸)
神秘なる造形とその宗教的・歴史的解釈の世界
講座内容
狛犬は古代オリエントのライオンが起源で、インド、中国、朝鮮と渡り日本に請来されたと考えられています。一方、シーサーも同じライオンを起源とし、琉球王国に伝来、方言でシーサーと言われるようになったといいます。狛犬が奈良時代には伝来していたのに対し(現存最古は平安初期9世紀頃)、シーサーが最初に作られたのは1689年の「重盛の石彫大獅子」(本島南部、八重瀬町)であり、この像から沖縄(琉球) に広がっていったと考えられています。役割も置く意味も全く異なる両者の相違点とは?
本講座は東アジア全体から造形の美、伝播・信仰についてその謎に迫ります。知られざる文化を一緒に学びましょう。
テキスト
レジュメを配付します。
- 講座番号(会場)
- 011(大東文化会館)
- 回数
- 全9回
- 曜日・時間
- 火曜日 12:00-13:30
- 期間
- 5月7日(火)~7月2日(火)
- 日程詳細
- 5/7・14・21・28
6/4・11・18・25
7/2 - 定員
- 36名
- 受講料
- 18,000円 (本学学生 14,400円)
講師紹介
- 沢田 翠(さわだ すい)
- センター講座講師
- 博士(教育学)修士(芸術学)。専門は日本美術史・美術教育学。著書に『日本中世史人名辞典』他。美術教育学連合等で活動中。