Department

教育学科

学科の特徴

人間は生涯発達できるという確信を深め、
学び、育ちを支援する力を育む。

教育学科では、人間の生涯にわたる成長・発達の可能性、多様な生き方・あり方に関する理論・思想、そして現代社会の課題を深く学びながら、教育とは何か、人間の発達可能性とは何かという問いを追究しています。

私たちは、人間が本質的に社会的な存在であること、生涯にわたり発達する可能性と権利があること、子どもも大人も支え合って育ち合うこと、自分の思いや考えをさまざまな形で表現し共感し合うことが大切であると考えています。そのことを学ぶため、授業体系は教育学・心理学・福祉学・芸術学という4つの領域をくぐりながら、4年間にわたり豊かな人間観、子ども観、発達観を形成できるように構成されています。学科の授業は、丁寧な対話ができるように1年次から少人数編成を基本とし、小学校や幼稚園・保育所等の就学前施設との連携、学外の様々な社会実践の現場へのフィールドワークなど、個性豊かな教員たちの専門性や社会・学校とのつながりを活かした内容と方法で展開しています。

授業以外では、学生が自主的に企画する「教育講演会」、「球技大会」、「大合宿」、「学科コンサート」「教育学会」といった文化行事が活発であることも大きな特徴です。学科生はクラスや学年の垣根を越えて、主催者や参加者として関わり合う中で、企画力・表現力・協同性・責任感を育んでいきます。

こうした学びの過程全体を通じて、単なる教育スキルの習得にとどまらず、人間の可能性の確信に裏付けられた実践力を身につけ、教育・保育・福祉等の労働現場や市民社会の確かな担い手を送り出すことを、学科では目指しています。

  • 1体系的な学習

    下に示す「学ぶ領域」の通り、教育に関する知識と技術を体系的に学び、総合力のある教育のプロを養成します。

  • 2教育者としての技能養成

    教科の指導法、授業づくりの方法など、教育現場で子どもと接したときに必要な教育者としての技能を、理論と実践の両面で修得します。

  • 3現場体験での生きた学習

    在学中に大学周辺の小学校の授業にアシスタントボランティアとして参加しています。教育の生の現場を体験し、教育者としての資質を高めます。

学ぶ領域

教育学
教育とは何か。なぜ学校があるのか。授業はいかにあるべきなのか。教育をめぐるさまざまな問題を理論的かつ実践的に探求します。
心理学
乳幼児期・児童期から生涯にわたる発達や学習行動、心身の障がい、メンタルヘルスなどに関わる諸問題を個人と家族・学校・社会の関わりから分析し人間理解を深めます。
福祉学
人々が社会の中で幸せに暮らしていくための学問です。全ての子どもがいきいきと自分らしく生きていける社会の実現に向けて、理論的かつ実践的に学びます。
芸術学
人間という存在が何を表現してきたのかを探求すると同時に、自分自身が表現したいことをつきつめ、それをかたちにするために必要な理論と技法を獲得します。