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国際関係学科国際文化学科

特別講演会「暮らしと食べもので探る日本とアジア」が行われました(1月6日)。

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 1月6日のアジア概論Bの授業では、「暮らしと食べもので探る日本とアジア」と題し、フリーライターの真鍋じゅんこ氏の講演が行なわれました。写真家の夫と2人で国内外を旅しながら、30年にわたって「人の生活」を記録し続けている眞鍋氏には、『ベトナムわんさか共和国』『アジアで麺』(共著/トラベルジャーナル)、『ニッポン村へゆこう』(筑摩書房)、『うまい江戸前猟師町』『中古民家主義』(交通新聞社)など多数の著書があります。

講師の眞鍋じゅんこ氏

 旅のライターの仕事には、地域研究のフィールドワークと共通したものがあります。今回の講演では、テーマの選び方、現地での取材、地域間の比較といった基本的方法論から、行政資料や古地図を調べる、正確さを期す、地元の人々との信頼関係を作るなど、調査の心得として大切なお話が聞けました。

 文化の比較として、麺類や食肉の習慣など、具体的な例を挙げてのお話には説得力がありました。「自分の生活では当たり前のことが、実は他の地方では珍しいことであったりする」という指摘もあり、「そう言われてみれば...」と新しい気付きを得た学生もいたようです。