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国際関係学科国際文化学科

2017年度現地研修-イラン

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  2017年度のイラン現地研修には学生6名(男子2名、女子4名)と教員1名が参加しました。研修期間は2017年8月17日から9月8日までの23日間でした。そのうち、8月19日から9月3日までの16日間、エスファハンの提携校でペルシャ語の語学研修に参加しました。語学研修終了後、ペルセポリスとシーラーズで遺蹟などの見学を行いました。

 

 テヘラン空港では、今回の参加学生のイラン人親族が出迎えに来てくれ、短時間ではありましたが交流できたことは、皆の貴重な思い出になっています。

  提携校のエスファハン大学は、エスファハンにおける最高学府であり、イラン有数の名門校です。エスファハン大学では、世界各地からペルシャ語研修の留学生を迎えており、今回の研修期間には、日本から3名(1名は本学国際関係学部3年生、他の2名は東京外国語大学の修士課程の院生)、ヨーロッパから3名(ドイツ、フランス、オランダから各1名)、アラブ諸国から6名ほど語学研修に参加していました。

  受け入れ体制はしっかりとしており、計画したことはすべて実行できました。さらに、こちらの要望も快く聞き入れ、柔軟に対応してもらえたので、安心して現地研修に専心することができました。

 語学研修は2週間行われました。授業の時間帯は午前8時半~10時、休憩時間を挟んで、10時半~12時でした。休憩時間には教員、学生が一緒になって、休憩室でお茶を飲み雑談をしました。他の留学生も集まったので、学生交流の場ともなりました。

 教室は国際交流課のある建物の一室でした。学生は毎朝、宿泊先の寮を8時に徒歩で出発しました。寮と教室の距離は1キロほどでしたが、行きは登り坂であったので、20分ほど時間を要しました。

 

 今回の現地研修期間、エスファハンには本学からの留学生が1名滞在していました。そのMさん(3年生)にアシスタントとして、エスファハンでの現地研修のサポートをお願いしました。Mさんはエスファハンに1年弱滞在しており流暢にペルシャ語を話し、われわれと同宿でした。ペルシャ語学習上の相談、市内観光、買い物への同伴など、参加学生を全面的にサポートしてくれました。市内にでる際には路線バスを使い、学生には大好評でした。さらに、本学部卒業生で在イランの日本大使館に勤務されるKさんも、いろいろと学生の面倒をみてくれました。MさんやKさんの助力があり、エスファハンでの現地研修を無事に終了することができました。

 

 エスファハンでの17日間の滞在を終えてから、3日間の旅程で研修旅行を行いました。ペルセポリスとシーラーズに滞在し、両地域にある遺跡、庭園、モスクなどの歴史文化遺産を訪ねました。

 

 シーラーズからの帰国便は、カタールのドーハ経由でした。乗継便まで20時間ほどあったので、航空会社手配の宿で休憩しました。

 

  イランは、天候、食事、衛生環境が良く、体調をくずす学生はでませんでした。寮の部屋に台所、冷蔵庫がついていたことも、健康管理に役立ちました。事務室から薬箱を預かっていましたが、薬を使用することはありませんでした。

 今回の研修では、本学部の卒業生や先輩が、いろいろとサポートをしてくれました。また、提携校のスタッフも親身に学生の面倒をみてくれました。全員が研修に参加できるように、また無事に帰国できるように、大東の担当教職員の皆さまや旅行代理店の皆さまに大変お世話になりました。おかげさまで、参加学生のなかから、再度留学したいとの希望者も出ております。この場を借りて、ご尽力いただいた皆さまに深謝申し上げます。