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国際関係学科国際文化学科

2021年度 現地研修報告―中国(中央民族大学)

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 2021年度の中国現地研修は、8月8日から8月27日までの20日間、北京の中央民族大学とオンラインにより行なわれ、21名の学生が参加しました。

前期の事前準備

 現地に渡航できないという事情に対応するために、前期の事前研修では、中央民族大学の概要、中国語の教室用語とともに、中国の政治、経済、歴史、文化などに関する基礎知識を学び、中国人留学生との座談会も行なわれました。また、学生は授業のなか各自の「中国研究レポート」のテーマを設定し、準備作業に努めたうえで、8月の本番の研修に臨みました。

中央民族大学による授業や活動

 コロナ禍のなか、授業と活動は例年と異なり、Zoomで行なわれました。午前は3時間の講義を受け、中国語とともに中国の歴史、伝統文化など幅広く先生方に教わりました。午後は、チューターとの1対1の勉強会のほか、週に1回現地の学生と国際交流を行ない、中国人の日常生活や現地の街並みなどを見学しました。

参加して良かったと思えること

 まずは積極性が身についたと思います。そもそも「中国語なんて話せない!」という状態からスタートだったので取り敢えずコミュニケーションをしようとする姿勢が強くなりました。また、課外活動では伝統的な工作やお菓子作りなどで中国の文化に触れられることが出来たのも良かった点です。

特に努力したこと

 中国民族大学の好意で今回の研修は全員、先方の大学院生が担当するチューターとの1対1のペアを組み、ビデオ通話などを通して、毎日1時間程度の課外時間を利用してともに勉強しました。苦労したのはやはりこのチューターさんとの勉強会でしょうか。授業の復習をして下さる反面、中国語を話せず会話が続かないこともありました。パソコンの翻訳を使ったり、自分でよく聞かれるフレーズに対する答えなどを復習して準備しておくことでスムーズな勉強会になるよう心掛けました。

オンライン研修について思ったこと

 中国語での授業だと聞いていたので授業内容が理解できるか不安でしたが、わからない部分は英語で説明があったり、ゆっくり繰り返して質問してくれたりなど、理解できるよう配慮して授業を進めて下さったので、挫折せずに学習できたことが良かったです。

 時差は 1 時間だけだったので気になりませんでしたが、アルバイトを入れすぎてしまい、 予習復習や毎日チューターさんと交流する時間を確保するのが大変でした。アルバイトのシフトは入れすぎない方が良いと思います。

最後に

 オンライン現地研修という初めての試みですので、最初、多くの学生は不安を感じていました。しかし、研修が終わった今、20日間の研修生活で感じた気持ちを忘れず、もっと中国語を学び、中国について学んで行きたいとみんな思っています。先生方とチューターさんをはじめとする多くの方々のお陰で、みんなで協力し合い、多くの不便を克服し、よい現地研修にすることができました。お世話になった皆様に心から感謝申し上げます。