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国際関係学科国際文化学科

国際マーケティング論Aにおいて、大手IT企業NECから経営幹部を迎え、「NEC海外事業の変遷とクロスボーダーM&A戦略」をテーマに講義をして頂きました。

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国際マーケティング論A(江崎特任教授担当)の講義で、大手IT企業NEC(2023年度売上収益:約3.5兆円) から経営幹部を迎え「NEC海外事業の変遷とクロスボーダーM&A戦略」をテーマに講義をして頂きました。

2024年6月25日に実施された国際マーケティング論Aの講義では、日本を代表するIT企業,NEC(https://jpn.nec.com/index.html)から戦略統括部上席プロフェッショナルの桜井明博氏をお招きし、「NEC海外事業の変遷とクロスボーダーM&A戦略」をテーマにご講演いただきました。

 

日本は、高齢化と人口減少という課題に直面しており、従来の経済モデルでは先進国の地位を維持することが難しくなる可能性があります。そこで、日本企業が生き残りをかけて取り組むべき事業戦略として、クロスボーダーM&A戦略(日本企業による外国企業の買収)が注目されています。

桜井氏は、NECのグローバル化の変遷と最新のクロスボーダーM&A戦略について、ご自身の経験を踏まえながら詳しく解説してくださいました。また、本講義の担当である江崎先生と桜井氏は、かつてNEC欧州放送ビジネス市場で協働された経験があり、当時の状況と比較しながらの貴重なご意見も伺うことができました。

 

受講した学生からは以下の意見や感想が出ており、学生たちは大きな刺激を受けた様子がうかがえます。

・現場での経験を豊富に詰んだ方からの講義でした。知り得ないような情報をたくさん知ることができました。

・NECがどのようにしてグローバル市場における地位を確立し、M&A戦略を通じて成長してきたかを詳細に学ぶことができました。特に、オーガニック成長とインオーガニック成長のメリット・デメリットの比較や、成功するM&AのためのPMIの重要性についての説明が印象的でした。企業文化の統合や戦略的なシナジーの追求がM&A成功の鍵であることを知ることができました。

・日本の企業の特有の拘りをあえて捨てる事がゴールであると言う点および桜井さん自身、大学を卒業するまで海外経験が無かった事等多くの話を聞いて私は考えが変わったような気がした。