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国際関係学科国際文化学科

「#23 Asian Languages Speech Contest」が開催されました。

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 12月14日、第23回Asian Languages Speech Contest(ALSC)が開催されました。学生に地域言語の発表の場を提供し、言語能力とコミュニケーション能力を向上させようという目的で1998年にはじめられましたALSCですが、昨年はコロナウィルスの影響で中止を余儀なくされました。 本年は、アルコール消毒の徹底、無観客・オンライン配信による実施など、十分な感染症対策をおこなっての開催となりました。

 今回は「希望~My ideal life~をテーマに、アジア地域言語(中国語、コリア語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、ヒンディ-語、アラビア語)と英語で、15名の学生によるスピーチが繰り広げられました。

スピーチ

成績発表

 審査委員による厳正な審査の結果、最優秀賞には、Hossain Tanzinaさん(アラビア語)、優秀賞には、上村節さん(タイ語)、横田由実さん(コリア語)の2名が選ばれました。またHossain Tanzinaさんは、観客の投票による観客賞にも選出され、最優秀賞と観客賞の二冠に輝きました。

最優秀賞・観客賞

アラビア語 Hossain Tanzina さん 「コロナ禍で実感した言葉の温かさ」

優秀賞

タイ語 上村節さん 「希望」

コリア語 横田由実さん 「私の希望-蝶-」

講評

篠田隆先生による講評

 表彰式の後に、篠田隆先生による講評が行われました。以下はその抜粋。

 

 昨年度はコロナ禍でスピコンを開催できず、寂しい気持ちになったこと覚えています。今年開催できたこと、なにより皆さんでその運営に取り組んでくれたこと、いま改めて、シンプルに統一された横断幕やパンフレットを見ていて、とても嬉しい気持ちになりました。
 皆さんのスピーチを聞いていて感じた事は、「それぞれの価値観の多様性」です。コロナ禍に対する考え方一つとっても、その感じ方に個性があることを実感しました。私たち教員は長く大学にいますが、学生の皆さんはたった4年間です。今の2年生は学生生活の半分がコロナ禍なので、その切実さを改めて気付かされました。 スピーチに込めたみなさんの想いに触れ、嬉しくなったり、悲しくなったり、さまざまな感情をもってスピーチを聞いていました。
 さて、今年の審査方法は、①原稿(スピーチの内容)、②暗唱(原稿を見ずにスピーチできているか)、③技術(発音・抑揚等)、④アピール力(態度・表情等)の4つの点で評価しました。中でも、②暗唱を重視しました。最優秀賞・観客賞を受賞したホサインさん、そして優秀賞を受賞した横田さん・上村さんは、いずれも暗唱が優れていました。これはしっかり練習した成果とも言えます。一方で、他の要素は3人とも個性がありました。
 横田さんは、なにより原稿がよかった。非常によく練られた構成で聞きやすかった。アピール力は上村さんが特に良かった。堂々とした大振る舞いが印象的だった。発音や抑揚などの技術力は、ホサインさんが最も素晴らしかった
 もちろん、他の出場者にもそれぞれ個性的な良い点がありました。例えば、オンラインの現地研修で得た経験を話してくれたこと、海外の状況と自分の体験をリンクさせたスピーチ、技術力の至らぬ点を身振り手振りで補おうとしたスピーチ、どれをとっても個性的で印象的でした。
 最後に、皆さんに言いたいことは、「来年もぜひ出場してほしい」ということです。今年出場した学生も、あるいは今年は実行委員だった学生も、ぜひ出場しましょう!
歴代のスピコンでも何度も出場した先輩方はたくさんいます。来年もう一度出場して、さらに語学力を磨いた姿を見ること楽しみにしています。

最後に

 オンライン配信という初めての試みとなったスピーチコンテストの準備・運営をしてくれた、実行委員会の学生スタッフのみなさん、先生方ありがとうございました。