Asia education

「ふるさと支援隊」の中間活動報告会が行われました(10月30日)

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア

10月30日、さいたま会館うらわにおいて「中山間ふるさと支援隊」の中間活動報告会が開催されました(主催は埼玉県農林部農業ビジネス支援課)。第一部では、8大学の10事業(新規3・継続7)が、それぞれ中間報告を行いました。

参加大学(活動地域)は、以下の通り。文京学院大学(越生町龍ヶ谷)、十文字学園大学(秩父市旧吉田町)、大東文化大学(鳩山町高野倉)、早稲田大学(皆野町三沢)、獨協大学(小川町腰中)、東京農業大学(秩父市布里田中)、十文字学園女子大学(神川町阿久原)、十文字学園女子大学(小川町上古寺・下古寺)、駿河台大学(飯能市上名栗)、東洋大学(飯能市・干吾野)。

およその活動地域

研究班「大豆のアジア学」も「『鳩山大豆』の栽培・加工・広報による『元気創造』プロジェクト」について、その目的、活動の三本柱、7月の播種から山梨県身延町への先進地視察までの活動状況を報告しました。これに対して「『飲む枝豆』は誰がつくっているのか」「支援隊がつくりあげた『枝豆収穫体験』モデルを将来にわたって継続していく組織的な基盤が地元にあるのか」等の質問がなされました。

第二部は、参加大学による意見交換です。「活動を行う上での苦労や悩み」「活動の運営に関して他大学に質問したいこと」「支援隊活動の運営上、他大学に自慢したいこと」等々のトピックをめぐり活発な意見交換がなされました。特に発言が集中したのは、学生の関心や意欲を持続させ、活動を継続させるためにどのような工夫をしているかという問題でした。「大豆のアジア学」からは、学生が『注目されていると感じる環境』をつくるための工夫、すなわち、行政をはじめとする関連機関はもとより、広報誌や大学以外のHP、メディアへの露出を意図的に高めるよう努力していること、そして、課外活動をポイント化し単位を認定する「DACIX(Daito Asian Communication Index)」制度に関する情報提供を行いました。「DACIX」には少なからず反響があったようです。

伝統、限界集落、繋がり、食、交流、ふるさと、おもてなし――「ふるさと支援隊」の地道な活動から紡ぎ出された一つ一つの言葉に、未来へ向かう底知れない潜在力を感じました。最終報告会は、2016年2月に開催される予定です。