Asia education

大豆のアジア学が、ヤマキ醸造で、醤油搾りを体験しました(2月24日)。

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 2月24日、研究班「大豆のアジア学」(2015年度埼玉県中山間ふるさと支援隊)は、ヤマキ醸造株式会社の神川工場を見学し、醤油搾りを体験しました。

 大豆の加工品開発は、大豆栽培に並ぶ、「大豆のアジア学」の中心課題の一つ。大豆の加工品といえば、豆腐、味噌、納豆、醤油などがまず思い浮かびます。「大豆のアジア学」でも、豆腐づくり実習は、2006年度から何度も行っています。味噌は、2007年には、鳩山町の「『環のまち』元気づくりプロジェクト」に参加し「麦味噌『元気ちゃん』」を開発しました。

 振り返ってみると「醤油」は「大豆のアジア学」のこれまでの活動でもっとも縁遠かった加工品かもしれません(坂戸の弓削田醤油に見学に行ったことは数回あります)。今回、念願の醤油搾りにチャレンジすることができました。ヤマキ醸造では、国産有機栽培の大豆と小麦に天日塩と神泉の名水を使用し、木製桶を使った昔ながらの醸造法により醤油を製造しているそうです。

 今回体験したのは、「圧搾布」にもろみを包んで木製の圧搾機で固体と液体を分離する工程です。もろみから流れ出る液体が「生醤油」、液体が流れ出た後の固体が「醤油粕」。小さな壜1本分の醤油を搾るのにもかなり骨が折れます。筋肉痛を覚悟して一心に搾った後は、生醤油を壜に注ぎ入れ「カチッ」とキャップをして完成です。「私の手搾り醤油」の出来上がりです。濃厚な風味の「醤油粕」もいただいて帰ってきました。これを入れて焼くと生姜焼きがおいしくなるそうです。

 醤油搾り体験が、2015年度大豆のアジア学(ふるさと支援隊)の最後の活動になります。
 醤油搾りの企画運営にあたっては、地域連携センター東松山分室の中野泰彦主査にご尽力いただきました。記して感謝の意を表します。