Class & Seminar report

比較文化史

滝口ゼミ

Everyone has something. あなたは、どんなことに興味をもっていますか? 「なぜだろう?もっと知りたい」という探究心は、あなたの可能性を広げる原動力です。

本ゼミでは物と文化の世界的交流の歴史に光をあて、文化史研究の方法と面白さを知ることが目標です。たとえば、アジアからもたらされた絹や香辛料、陶磁器や茶などは、ヨーロッパ文化に大きな影響を与えました。18世紀の文献を見ると、当時イギリスでは緑茶が流行し、「こんにちは」の代わりに「もうお茶を飲みましたか?」が挨拶の言葉になっていたようです。こうした事実を知ることは、その時代の人々の暮らしへの理解につながり、さらなる興味や関心に発展していきます。

 

ゼミ生は、自らの探究心を大切にして研究を進めています。アジアの貧しい地域やアフリカの飢餓に大豆が役に立つのではないかと、大豆の育て方から実践したり、刺繍に興味をもち、世界各地の刺繍の文化について多くの文献を調査・分析したり、笑いの効用について様々な角度から研究したり、皆、輝いています。

 

小さな興味の種をそのままにしておくのではなく、関心をもったテーマに主体的に取り組み、それを大事に育てていきましょう。深くかかわる中で、発見があり、喜びがあります。視野が広がり、人に優しくなれると同時に、自分自身の可能性も広がっていきます。さあ、一緒に歩んでいきましょう。

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