Asia education

就活解禁日を前に「面接トレーニング講座」が開催されました。

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 就活解禁日が二日後に迫った2月27日、東松山キャンパスにおいて、キャリア支援課東松山分室主催の「面接トレーニング講座」が開催されました。企業で採用に携わっている人事担当の方から採用面接の手ほどきをうけることのできる、本番さながらの実践講座です。国際関係学部からは、60名を超える3年生が参加しました。

 午前9時、管理棟3階の大会議室には、新品のリクルートスーツに身を包んだ学生が、やや緊張した面持ちで集合していました。菰田先生による面接対策ガイダンスの後には、11の企業に分かれての模擬面接です。参加した学生全員が、午後4時までの長時間にわたって、二つの企業で、集団面接と個人面接の二種類の模擬面接に取り組みました。終了後には、講師を交えての懇親会があり、一日のトレーニングを振り返るとともに、あさってからはじまる就活に向けて激励しあっていました。


国際関係学部にとってはたいへん心強いアドヴァイスではないでしょうか。なぜアジアを勉強したいと思ったのか、どんな目的をもって現在のアジア言語を選択したのか等々、自己分析にあたって、大学進学の原点を振り返ってみてもらいたいと思います。

 今回の「面接トレーニング」に続き、3月2日から3日連続で、板橋校舎(体育館アリーナ)を会場に「学内就職セミナー 2015」が開催されます。3日間で300社ほどの企業が出展します。「面トレ」の成果を試してみるよいチャンスではないでしょうか。

 最後に、これから就職戦線に挑む学生諸君へのメッセージとして、昨年12月に実施された「プレミアム就活セミナー」で、(株)らいふホールディングスの渡部社長室長が語ってくれた激励の言葉を紹介しておきます。

不安は経験によってしかなくならない。だから、やってみるしかない。性格をかえることはできないが、第一印象はかえられる。就活は演技です。 

選ぶのは業界ではありません。「人生の長期にわたって通勤時間も含め1日10時間もかかわることになる企業」なのです。将来の市場環境を見据えて業界研究をした後は、「自分の足を運んで」の企業選びです。

企業説明会では「企業がどこを目指しているか」を確認すること。そのうえで「自分もそこを目指したい」と思える企業を選んでください。企業の業務や仕事ができるかどうか、向いているかどうかを軽率に判断せず、企業理念(目指していること)に共感できるかどうかを自問自答しながら企業を選ぶことが大事。

就活のゴールは内定を獲得することであるが、どれだけ多く内定をとったか、内定の数はまったく問題ではない。就活とは、一社に出会うための活動なのです。

これから内定を獲得するまでには、たくさんの失敗や落胆を経験するに違いありません。しかし、失敗にこだわって足を止めてはいけない。もし足を止めそうになったら「なぜ自分は足を止めようとしているのか」その理由をとことん考え抜き、次の行動に繋げてください。足を止めればそれで終わりで、プラスになることは何もないけれど、歩き続けるかぎり、経験量は確実に増えていくのですから。

 「自分は、一社に出会うために就活をやっているのだ」。落ち込んでいるときばかりではなく、順調に進んでいるときにも、学生諸君には、このような自覚をしっかりもって歩き続けてもらいたいものです。納得のいく「一社」の内定獲得に向けて、諦めず、地道に努力してください。