News

地域連携

2023年度「子ども大学ひがしまつやま」を開校しました

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア

埼玉県では子どもの学ぶ力や生きる力を育み、地域ぐるみで地域の子どもを育てる取り組みのひとつとして、県内各地で「子ども大学」事業を推進しており、本学では2014年度から東松山市と協力のうえ「子ども大学ひがしまつやま」を開校しています。
2023年度の「子ども大学ひがしまつやま」は、東松山市内の小学4年生から6年生の約50名が、全4回の体験型講義で学びました。プログラムと当日の様子は以下の通りです。

 

第1回「ラグビー。知る+体験する=楽しい! 」

講義日:2023年9月2日(土) 会場:大東文化大学
講師:大東文化大学ラグビー部 酒井宏之 監督 ・平岡正樹 ヘッドコーチ(ラグビー部員の皆さん)

まず入学式が行われ、代表学生からの決意表明で子ども大学への入学に向けて気持ちを新たにしました。

初回の講義は、本学ラグビー部の協力のもと行われました。まずは講義形式でラグビーの歴史や文化について、ラグビーがどのように発祥して世界で親しまれてきたか学びました。その後様々なラグビーのシチュエーション、トレーニングを部員たちに教わりながら体験し、皆で楽しく身体を動かしました。ちょうどラグビーワールドカップ2023が開幕する直前の時期だったこともあり、普段なかなか身近に触れ合う機会のなかったラグビーに親しんでもらう、良い機会ともなりました。是非、これからは本学ラグビー部の応援もしていただきたいと思います。

第2回「見たまま描くチャレンジ ~美術の時間2023~」

講義日:2023年9月10日(日) 会場:大東文化大学
講師:作家 田内万里夫 先生

この回では美術の講義で皆でデッサンを教わりました。ピーマンの断面を観察しながら、想像しながら、角度を変えながら、様々な視点で描いてみることで、美術の感覚を養いました。

第3回「カンガルーのしあわせ大作戦」

講義日:2023年11月19日(日) 会場:埼玉県こども動物自然公園
講師:埼玉県こども動物自然公園 野口真嗣 先生(スタッフの皆様)

埼玉県こども動物自然公園のオオカンガルーとベネットアカクビワラビーが、もっと野生の行動に近づいてエサを食べられるよう、皆で仕掛けづくりをしました。そのためにはまずカンガルーの生態を学んだ後、どうすれば効率的か考え、皆で分担して木材や竹を組み立てて仕掛けを作成しました。自分たちが作ったエサ入れで実際に食べさせて、その様子を間近で観察しました。

第4回「化石のできるしくみを勉強しよう!」

講義日:2023年12月2日(土) 会場:大東文化大学
講師:大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科 植田幹男 先生

化石ができる仕組みについて学んだ後、本物のアンモナイトや三葉虫の化石から作った型を使って、セッコウや樹脂でできた化石の模型(レプリカ)を作成しました。また、大昔に湖だった場所に堆積した地層から、ハンマーを使って木の葉化石の発掘をしてみました。講義では同学科の7名の学生が子供たちをサポートし、先生と一緒に教えてくれました。

最終回の講義後には修了式が行われ、子ども大学学長の東松山市・森田光一市長より一人ずつ修了証書を受け取りました。また、子ども大学副学長の本学・高橋進学長、東松山市・吉澤勲教育長から修了のお祝いの言葉がありました。全4回の講義を体験し、その間は大学生として様々なことを学び、成長しました。

本学としても、地域の子供たちへの学びの場の提供、学生と地域の方々との交流の良い機会となりました。