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古代・中世の酒と日本人
講座内容
日本の「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録記念
二日酔いで仕事を休んでいた古代の人々(5/24)
いつの世も、人々の暮らしは変わらないもので、日本古代史の史料からは、二日酔いで仕事を休む平城京の役人たちの姿を垣間見ることが出来ます。また、古代の農民たちも同じで、酒を飲み過ぎず農作業に励むようにという内容の“お触れ”も残されています。講義では、このような古代の民衆とお酒との関係について、御一緒に楽しく学びたいと思います。
(担当講師:宮瀧交二)
中世の武士と宴会(5/31)
日本の中世社会は一揆の時代といわれます。一揆とはいっても、中世という時代においては、心を一つにする、行動を共にするという意味合いで用いられます。その際、酒宴は欠かせない行事の一つとなっていたと思われます。本講座においては、特に武士社会における酒宴について、先行研究をもとに、鎌倉時代から戦国時代にかけての史料を読解しながら概観してみたいと思います。
(担当講師:落合義明)
“伝統的酒造り”の昨日・今日・明日(6/7)
2024年12月5日に『伝統的酒造り』がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、酒造りへの関心が高まっております。そこで本講座では清酒製造現場でどの様に酒造りが行われているか、現役の蔵人が動画を使用しながらご説明させて頂きます。今と昔で何が変わって、何が残っているのか、そして今後どう伝えていくのか。本講座を通して日本の酒造りを知って頂けましたら幸いです。
【備考】ご希望の方には、試飲(無料)をご用意しております。
(担当講師:権田拓弥)
テキスト
レジュメを配付します。
- 講座番号(会場)
- 009(大東文化会館)
- 回数
- 全3回
- 曜日・時間
- 土曜日 10:30-12:00
- 期間
- 5月24日(土)~6月7日(土)
- 日程詳細
- 5/24・31
6/7 - 定員
- 30名
- 受講料
- 一般 6,000円 (学生 4,800円)
講師紹介
- 宮瀧 交二(みやたき こうじ)
- 大東文化大学文学部歴史文化学科教授
図書館長 - 立教大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻(日本史専修)博士予備論文提出退学。博士(学術)[新潟大学大学院現代社会文化研究科]。専門は日本古代史、博物館学、観光歴史学。著書に『岡倉天心 思想と行動』[共著]他。(公社)日本博物館協会 平成25年度棚橋賞受賞。
- 落合 義明(おちあい よしあき)
- 大東文化大学文学部歴史文化学科教授
- 東海大学大学院博士後期課程修了 博士(文学)。専門は日本中世史。著書に『中世東国武士と本拠』他。第70回毎日出版文化賞企画部門受賞(『現代語訳 吾妻鏡』)。武蔵武士に関する講演会、ラジオ出演、多くの論文を執筆中。
- 権田 拓弥(ごんだ たくや)
- 権田酒造株式会社 常務
- 東京農業大学大学院修士課程修了。