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新井光風名誉教授が旭日小綬章を受章

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2020年春の叙勲受章者が4月29日に発表され、芸術・文化の分野で本学名誉教授の新井光風(本名・新井儀平)教授が旭日小綬章を受章した。旭日小綬章は日本の栄典「旭日章」のうち、勲四等に位置づけられる勲章で 国や公共に対して功労のある者、とりわけ顕著な功績のある者に贈られるものである。

新井名誉教授は1995年より本学文学部教育学科教授に就任したのち、2000年の文学部書道学科新設に伴い書道学科教授に就任。1999年より全国戦没者追悼式、東日本大震災追悼式の標柱の揮毫なども担当されていることで知られる。中国古代文字を素材とした篆書作品を中心に発表する一方で、研究分野でも数多くの論文がある。現在は特に秦始皇帝時期の簡牘における研究を続け、書道史的な書体・字形変遷の概念を大きく変える新事実を発表する。一昨年7月、本学で行われた講演では「私はゼロからのスタートが大好きです。問題なのはそこから答えを出す努力をするかどうかなのです。みなさんは若いからいくらでもできます」と本学学生に伝えた。

経歴

1937生まれ
西川寧に師事
日展理事
全日本書道連盟顧問
全国書美術振興会顧問
謙慎書道会顧問
恩賜賞・日本藝術院賞受賞