学業成績優秀者「温故知新報奨金」表彰式
2026年度大東文化大学学業成績優秀者「温故知新報奨金」表彰式が、6月20日に板橋キャンパスにて執り行われた。本報奨金は、学業成績が特に優秀な学生に対して給付される制度であり、今年度は外国人留学生を含む76名が選出された。
式典には、学長、学務局長、学生支援センター所長、国際交流センター所長が出席し、大東文化大学放送協会(DHK)による司会進行のもと、表彰者への賞状授与と記念品贈呈が行われた。当日は表彰者のご家族も40名ほど来場し、会場が華やかな雰囲気に包まれるなか、表彰者代表が学生生活のエピソードを交えた挨拶を述べた。最後には全學應援團からの力強いエールもあり、非常に有意義な式典となった。




表彰者代表挨拶

本日はこのような素敵な表彰式を開催していただき、誠にありがとうございます。受賞者を代表しまして、御挨拶させていただきます。
大東文化大学に入学してからの3年間は、学業をはじめ多くの経験に恵まれた実りの多い日々でした。その時間は驚くほど早く過ぎ去り、気がつけば4年生としてこの場に立っています。
学年を重ねるごとに学びの内容が高度かつ専門的になる中、このような名誉ある賞を賜ることができましたのは、ひとえに熱心にご指導くださった先生方ならびに、さまざまな面から支えてくださった職員のみなさまのおかげです。厚く御礼申し上げます。
また、3年次からゼミ生としてお世話になっている大塚先生にもこの場を借りて改めて感謝申し上げます。大塚先生の丁寧なご指導のおかげで、学業に真摯に取り組むことができました。これまでの成果を活かし、4年間の集大成となる卒業論文の執筆に注力して参ります。
現在私たちは、各々の関心や専門性を追究しながら、仲間との切磋琢磨を通じて成長を重ねています。また、先生方から多くのご指導とご助言を賜り、日々学びを深めることができております。しかし、この恵まれた環境で過ごせる時間にも限りがあります。その尊さを改めて胸に刻み、実りある卒業を迎えられるよう、最後まで精進してまいります。
改めまして、本日は誠にありがとうございました。

本日は、温故知新報奨金という大変名誉ある賞をいただき、心より感謝申し上げます。
また、日頃よりご指導くださっている先生方、そして支えてくれた家族や友人に、深く感謝いたします。
私は中国から日本へ留学してきました。来日当初は、日本語や生活環境の違いに戸惑い、不安を感じることも多くありました。しかし、「日本での留学生活を通して自分自身を成長させたい」という思いを持ち、日々努力を重ねてきました。
普段の大学生活では、授業に真剣に取り組み、しっかりとメモを取り、課題も早めに提出することを心がけてきました。また、欠席をしないよう体調管理にも気を配ってきました。忙しい毎日ではありましたが、ときには友人と出かけることで気持ちをリフレッシュし、充実した留学生活を送ることができました。
私は大学に合格してすぐにアルバイトを探し始め、これまで約4年間で4つのアルバイトを経験してきました。勉強とアルバイトを両立することは決して簡単ではありませんでしたが、自分の生活を支えながら社会経験を積みたいという思いで、一つ一つの仕事に真剣に取り組んできました。
そして、アルバイトでは、日本語での接客や職場でのコミュニケーションに苦労することもありました。しかし、その経験を通して、責任感や協調性、そして相手を思いやる姿勢の大切さを学ぶことができました。
また、この4年間、私は春節の時期以外、中国へ帰国したことがありません。家族と離れて生活する中で、寂しさを感じることもありましたが、その経験を通して精神的にも成長し、自立する力を身につけることができたと感じています。
私はこの留学生活を通して、「努力を継続することの大切さ」と「周囲への感謝の気持ち」の重要性を学びました。一人だけの力では、ここまで来ることはできませんでした。支えてくれた先生方や友人、家族のおかげで、今の自分があると感じています。
今後は、大学で学んだことや日本での経験を活かしながら、さらに成長していきたいと考えています。そして、日本と中国をつなぐ架け橋となれるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。
最後になりますが、このような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございました。
学長挨拶・高橋進学長

温故知新報奨金を受賞された皆さん、本当におめでとうございます。
この制度は、学業において特に優れた成績を修めた皆さんの努力を称えるとともに、将来、社会に有為な人材として活躍されることを期待して、表彰と報奨金を授与するものです。
今回の受賞は、皆さんが日々真摯に勉学・研究に取り組み、知識を深め、探求を重ねてきた成果に他なりません。学びの過程で得られた新しい知識や発見の喜び、理論を理解し、時として友と議論を重ねる楽しさ、そして知識と知識を結びつけて新たな創造に至る達成感・充実感は、皆さんの知的好奇心をさらに刺激し、新たな学びへの扉を押し広げたことでしょう。
「学びは決して終わることのない旅」です。専門領域にとどまらず、広い視野を持って知識を吸収し、異なる分野との融合を図ることで、より豊かな知見が得られます。ぜひ今後も、柔軟な思考と探究心を持って、貪欲に学び続けてください。
そして、大学で培った知識や経験を、社会に還元していく使命が皆さんには期待されていることも認識して下さい。社会への貢献の形は一つではなく、研究、教育、技術開発、地域活動など多岐にわたります。社会に有益なことを皆さん自身で選択され、自信を持って成し遂げていくことを心より願っています。
また、今回の受賞は、皆さん自身の努力の賜物であると同時に、日々支えてくれたご家族、学びの本質を教えてくれた恩師、共に切磋琢磨した友人の存在があってこそ得られたものです。その支えに対する感謝の気持ちを、ぜひ改めて胸に刻んでいただきたいと思います。
「目標を明確にして突き進む努力は嘘をつかない」。皆さんの今後のさらなる飛躍と活躍を心から期待しています。
学生支援センター所長挨拶・佐藤史子所長

温故知新報奨金制度において表彰されました皆さん、誠におめでとうございます。ここに皆さんをお迎えすることができ、大変嬉しく存じます。
また、ご列席くださいましたご家族の皆様にも心からのお慶びを申し上げます。このたびのご受賞は、皆様の変わらぬご支援の賜であると拝察します。あらためて深く感謝申し上げます。
表彰された皆さんは、極めて厳しい基準を見事に満たされました。それぞれが人一倍の努力をされたことと確信しております。昨年度、文部科学省による全国学生調査が本格的に始まりました。それに先立つ令和6年度の試行調査の結果によりますと、予習・復習・課題などに充てる学習時間が週5時間以下である学生が多数に上るなど、授業時間外学習が十分とはいえない状況が示されております。現代の学生生活は、多様な活動の機会に満ちています。それゆえに、計画的な学修がこれまで以上に求められているのです。このような環境にあって、皆さんは時間を適切に管理され、着実に目標を達成してこられました。その真摯な姿勢とゆるぎない意志に、敬意を表します。
本日は皆さんへ向け、私からの希望を述べさせていただきます。皆さんは、次の言葉を意識されたことがありますでしょうか。「実るほど頭を垂れる稲穂かな。」稲が実ると重みで穂が下がるように、学びを深めた人ほど謙虚な気持ちを大切にするものです。皆さんは今、1つの大きな成果を挙げられました。今後も自分を信じながら、周囲への感謝を忘れることなく、さらなる成長を目指してください。そして将来、そのお力を他者のため、社会のためにも大きく生かしていただきたいと思います。皆さんのさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
国際交流センター所長挨拶・松原孝明所長

本日、栄えある「温故知新奨学金」を受給されることになりました成績優秀者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。皆様のこれまでのたゆまぬ努力と、学業への真摯な姿勢が実を結んだ証であり、この素晴らしい成果は大学にとって大きな喜びです。
私は国際交流センター所長として、特に留学生の皆様に祝辞を述べさせていただきます。留学生の皆様、数ある国の中から「日本」を、そして多くの大学の中から「大東文化大学」を選んでくださったことに、心からの感謝を申し上げます。
大東文化大学の建学の精神は「漢学の振興と東西文化の融合」にあります。創設以来、本学は東洋の文化、特に儒教を基盤としつつ、西洋の文化を積極的に摂取吸収し、新しい文化の創造を目指してまいりました 。この理念は、現代においては「多文化共生」へと発展し、多様な価値観を認め、地球的規模の視野と感覚を持ち、異文化への理解力・共感力、そしてコミュニケーション能力を育むことを目指しています。
そうした中で、まさに、皆様、留学生の存在こそが、この「東西文化の融合」と「多文化共生」をキャンパス内で具現化する、かけがえのない力となっています。皆様がもたらす多様な視点、異なる文化背景、そして独自の経験は、日本人学生にとって新鮮な刺激となり、彼らの思考を深め、視野を広げる貴重な機会を提供しています。これは、単に異なる文化が共存するだけでなく、相互に影響し合い、新たな価値を創造するダイナミックなプロセスです。
皆様は、異文化を理解し、異なる意見を傾聴し、協働で問題を解決する能力を培うことで、将来、国際社会や地域社会を繋ぐ「架け橋」となる大きな可能性を秘めています。実際に、本学の留学生の卒業生は、日本国内の企業で活躍したり、母国で日本の経験を活かして貢献したりと、多岐にわたる分野でその力を発揮しています
この「温故知新奨学金」は、皆様がそうした未来を切り拓くための「糧」です。この「糧」をもとに、大東文化大学で得た学びと経験を最大限に活かし、世界で活躍されることを心から期待しております。皆様の学業への情熱と、将来への貢献意欲は、本学の教育理念が目指す人材像そのものです。改めて、「温故知新奨学金」受給、誠におめでとうございます。皆様の学生生活が、実り多く、忘れられないものとなることを心より願っております。