Department

国際マーケティング論Aでは、「講談社」から同社のインド事業の責任者を迎え、「変わりゆくインドソーシャル・ビジネスの最前線」をテーマに講義をして頂きました。

  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Xでシェア

国際マーケティング論Aでは、「講談社」から同社のインド事業の責任者を迎え、「変わりゆくインドソーシャル・ビジネスの最前線」をテーマに講義をして頂きました。

 2025年5月29日に実施された国際マーケティング論A(江崎特任教授担当)の講義では、国内5大出版社の一角を占める講談社(2024年度売上高:1710億円)より国際ライツ事業部担当部長古賀義章様をお招きしました。

 古賀さんは、講談社にて週刊誌記者や編集者を務めた後、アニメ「巨人の星」をインド版にリメイクしたアニメを企画・制作しました。都市部の経済発展が目覚ましいインドですが、一方では農村部の貧困や都市部で深刻化するゴミ問題などが潜んでいます。そのインドで子どもたちに環境・衛生教育を目的とした日本の絵本(MOTTAINAI)を読み聞かせるプロジェクトを国際協力機構JICA公募事業として立ち上げた主旨や経緯を今回話していただきました。受講した学生からは次のような意見や感想が出ており、大きな刺激を受けた様子が分かります。

・私はさらにインドへの関心が深まりました。私は、日本とは全く異なる発展途上国に興味を持っていました。インドが急速に発展している一方で、さまざまな環境問題などの課題にも直面していることを、実際の経験や写真を通じて知ることができました。そのため、私自身もぜひ現地に足を運んで実際の状況を見てみたいという気持ちが強くなりました。

・もったいないという活動について、話の最初はただの慈善事業ではないのかと感じていたが、65万部も売り上げているなどしっかりとビジネスにしていたため、ビジネス人としての仕事ぶりも感じられて面白かった。

 

注:『もったいないばあさん』

中国語、フランス語、ベトナム語、そしてヒンディー語など現地の言葉に翻訳され出版されています。ただ無駄をなくすだけでなく、自然の恵み、いただく命、作ってくれた人に感謝する気持ちなどが込められた、日本発の「MOTTAINAI」。その心が今、世界中へ広がりつつあります。インドの首都デリー周辺を走る「読み聞かせキャラバン」。スズキのインド子会社と伊藤忠インド会社の協賛で2018年から展開。

https://recruit.kodansha.co.jp/2022/project/project_01.html