2008年12月6日(土)・7日(日)の2日間にわたって開催された「アジア芸能の夕べ」。初日午後に2回、ジャワ宮廷のガムラン音楽体験講座を開き、夜にはタイ・南北インドそれぞれの古典舞踊の公演を開催。2日目には2回のバリ舞踊体験講座、夜にはガムラン音楽とアラブのベリーダンス講演が開かれました。開催期間中は、東松山キャンパス近隣にお住まいの方々や卒業生を含め、のべ1,000人もの来場者が無料でアジアの芸能を堪能。周到に準備したこともあり、大盛況のうちに閉幕しました。
学科紹介/Department
国際文化学科
学科の特徴
異文化を深く理解する国際人を育成。
学科の特徴
国際文化学科のカリキュラムは、比較文化論を中心に、人文科学系科の学びを主眼にしています。英語やアジアの地域言語とともにアジアの各地域を学ぶ地域研究科のほかに、学生の将来的なキャリアアップを目指し、3つのクラスター科目を履修していきます。各学生がより深いアジア研究ができるように、1年次「チュートリアル」2年次「基幹演習」3年次「専門演習」を配置しており、その研究の集大成が4年次「卒論演習」になります。
国際関係学科と国際文化学科のカリキュラム上の垣根が低いことも、国際関係学部の特徴です。アジア文化を正確に理解するためには、人文的な視点に加えて、政治経済や社会への視点も不可欠だからです。国際文化学科でも、歴史や芸術など人文系統の学びと並行して、政治や経済を学ぶことができます。
アジアの芸能や生活文化に関心をもつ学生により、地域研究学会の研究班が組織されています。「小学生のためのアジア理解講座」や韓国「農楽」の実演を通じて、地域社会にアジアの学びを情報発信している民族資料研究班のほか、ガムラン研究班、茶文化を追求している比較文化研究班、ヨガとインド文化研究班などが、学内外で活躍しています。
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1 文化の視点からアジアを理解する比較文化論を基礎に、歴史、芸術、文化の視点からアジア4地域を地域研究科目から学び、各国の思想や宗教、文化などについての理解を深めます。
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2 4年間を通してゼミが必修に1年次の「チュートリアル」から、2年次の「基幹演習」、3年次の「専門演習」、4年次の「卒業論文演習」まで、少人数の演習(ゼミ)を行い、一人ひとりの学生の学びやキャリアデザインを専任教員が責任をもってサポートします。
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3 国際関係学科との連携学科の垣根を超えて、国際関係学科のゼミを選択することも可能です。人文系の科目で構成される国際文化学科の学びと並行して、アジアの政治や経済を学ぶことでアジアについてさらに深く理解できます。
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4 学生主体の研究活動アジアの芸能や生活文化に関心を持つ学生たちにより、学部内にある地域研究学会にてさまざまな研究班が自主的に組織されています。発表会や公演、イベントなどで研究成果を発表し、学内外で活躍しています。
学ぶ領域
国際文化学科の特徴〈比較文化論:1年次必修科目〉
歴史、芸術、文化という視点からアジア諸地域の伝統と多様性について学びます。日本との生活文化(衣食住)の違い、各国の思想や宗教、音楽や文学などを理解し、多文化共生社会に向けた課題を人文科学の視点から考察します。
- 【アジア地域言語+英語】教育
※国際関係学部共通 - 中国語、コリア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ヒンディー語、アラビア語、英語の8言語から選択して学べます。
- 地域研究
- 東アジア、東南アジア、南アジア、西アジアの4地域について6つの視点(政治、経済、社会、文化、歴史、芸術)から学べます。
- 現地体験型学習
- 「現地研修」「留学」を中核とし、現地での体験を通して国際関係を学びます。
- 学生による企画・参加・実行型の活動
- 学部生は全員、地域研究学会の会員となります。学会内に研究班が組織され、民族資料研究班、ガムラン研究班、比較文化研究班などが学内外で活躍しています。
アジア芸能の夕べ
音楽、舞踊など本場のアジア芸能を1,000人が堪能した2日間。
大豆のアジア学
大豆の生産から消費までを実践、アジアの食文化を深く理解する体験型学習。
このプロジェクトは、鳩山町にある国際関係学部の実験農場で、鳩山町の特産品である大豆と大豆栽培事業(栽培・加工・販売)を通じた体験学習型授業と調査レポートを組み合わせた「農業インターンシップ」の開発をめざす公開講座としてスタート。学生の自主性を喚起し、「食文化」という具体的な課題を通じてアジアへの主体的な関わりを促すことを目的にしています。
※この科目は2006年度の文部科学省「特色ある大学教育支援事業(GP)」に選定された国際関係学部「アジア理解教育の総合的取り組み」の一環です。