国際関係学科のカリキュラムは、国際関係論のほか、社会科学系の科目から構成されています。政治学や経済学といわゆるディシプリン科目と地域研究科目のほかに、「国際関係テーマ研究」という科目があります。これは、地域研究科目を総論とすれば、より特殊なテーマを扱う「各論」であり、3年次の「専門演習」が必修ゼミであるとすれば、こちらは選択ゼミといえる科目です。意欲の学生は、それぞれの関心に応じて複数の「テーマ研究」を学ぶことができます。
国際関係学科と国際文化学科のカリキュラム上の垣根が低いことも、国際関係学部の特徴です。アジア社会を正確に理解するためには、社会科学的な視点に加えて、歴史や文化や芸能への視点も不可欠だからです。国際関係学科でも、政治や経済など社会科学系の学びと並行して、文化や芸術を学ぶことができるというわけです。
国際協力に関心をもつ学生により、地域研究学会の研究班として、フェアトレード研究班やNGO研究班が組織され、学外でも積極的に活動しています。
国際関係学科の特徴〈国際関係論:1年次必修科目〉
政治・経済・社会という視点からアジア諸地域を中心とした国際社会について学びます。日本との関係性、各国の経済動向や外交問題、地域紛争など世界を取り巻く諸課題を社会科学の視点から考察します
中国語、コリア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ヒンディー語、アラビア語、英語の8言語
東アジア、東南アジア、南アジア、西アジアの4地域について6つの視点(政治、経済、社会、文化、歴史、芸術)から学べます
「現地研修」「留学」を中核とし、現地での体験を通して国際関係を学びます
学部生は全員、地域研究学会の会員となります。学会内に研究班が組織され、民族資料研究班、ガムラン研究班、比較文化研究班などが学内外で活躍しています