研修団は、学生と一緒に大学の近くにある平和資料館と岩殿観音の見学し、さまざまなトピックで研究交流を行ないました。国際関係学部の学生による日本文化の実演(茶道、楽器演奏、居合)も披露されました。
岩殿散策
午前中の交流会では、大学のすぐ近くにある埼玉県平和資料館と岩殿観音(正法寺)を、本学部の学生の案内で見学しました。1300年の歴史をもつ岩殿観音では、静かな境内でお寺の美しさに見入っていました。平和資料館では、戦争当時の様子を描いた映画を観たり、多彩な展示物から、昭和時代の生活について学びました。また、展望台から、大学の周辺に広がるすばらしい景色を眺望しました。
JUN学生によるプレゼンテーション
さまざまなトピックで研究発表が行なわれました。「日本語学習における日本のポップカルチャーの役割:インド人学習者を中心に」(Sunil Kumar Paswanさん)、「インドの若者の話し言葉におけるヒングリッシュ(Hinglish)とその使用」(M,Jawed Ahemedさん)、「日本語とテグル語の格助詞の対象研究:格助詞「デ」と「二」を中心に」(Vamshi Krishnaさん)
日本の文化や日本の言葉について分かりやすく、とても流暢な日本語によるプレゼンでした。参加した国際関係学部の学生も「日本語がとても上手でわかりやすい」と感動、また「日本の文学作品で好きな作品は?」との質問に「川端康成の『雪国』です」と即答、JNUの学生の知識の深さに驚いていました。
アジア地域研究科の院生によるプレゼンテーション
国際関係学部4年の横手海人さんが「手塚治虫にとってのアジア」をテーマに、アジア地域研究科の菊池赳史さんが「日本のハラールへの取り組みと問題点」をテーマに、発表を行いました。
JNUの学生や、先生からも「非常に興味深いテーマです」といくつか質問があり、大いに刺激をうけたようでした。
日本文化の実演
日本文化を体験してもらおうと、学生によるパフォーマンスや煎茶や抹茶がふるまわれました。プチ「クールジャパノロジー体験」のひとときです。
今回の交流会を通じて、本学学生、JNU学生双方とも新たな発見や知識を得ることができました。JNU学生からは「日本文化や平和資料館の見学、プレゼンテーションを通して、とても充実した時間を過ごすことができました。」との感想が述べられました。