2019年度から、チュートリアルの4つのクラスで(株)リアセックの『タクナル』式・主体性開発メソッドを使った授業がはじまりました。
「タクナルは、大学生が大学生活や社会人生活を充実させるために必要なチカラとキモチを高めるための実践プログラム」。
「与えられた知識を学ぶのではなく、様々な問題を自分で考え、他者と意見を交わし合いながらチームでひとつずつ問題を解決していきます。「これが正解」という答えはなく、自分たちで「ベストな答え」を考え出すスタイル。チームで協力し合いながら、楽しく取り組むだけで、知らず知らずのうちにコミュニケーション力や問題解決力が身についていきます。タクナルの「楽しい学び体験」を通じて、あなたは、「もっと学びたい」「もっとチャレンジしたい」という気持ちになっていくことでしょう。(リアセックHPより)
本年度は、3月にファシリテーター養成研修を修了した細田咲江先生がコーディネーターとなり、細田先生、岡本先生、飯國先生、田崎先生のクラスを対象に実施されます。2020年度には、4人の先生がファシリテーターになり、2022年度にはさらに多くの教員がファシリテーターとして授業を展開することになります。国際関係学部のアクティブ・ラーニングは進化し続けます。
2回目の授業のようす(4月23日)
ファシリテーターの細田咲江先生より
学生たちは真剣に、しかし、楽しみながらグループワークに取り組んでいました。今回トライアルのタクナルでは、「はじめまして」のメンバーとチームになり、お互いの意見を一つの方向にまとめ上げていくことの難しさを実感し、さらに、時間内には終わらないテーマに彼らは悪戦苦闘しているようです。
しかしながら、こうした真剣な議論の経験にワクワク感を持って取り組み、新しい仲間にも出会い、次回を楽しみにしているようでもあります。意見交換も大変活発で、チュートリアルのクラスが違ってもここで出会った仲間として協力し合っているようで、入学初期における仲間つくりの目的は達成できそうです。
さらに、授業時間だけでは終わらない課題を投げかけられても後ろ向きにならずむしろ、チームでいかにいい発表につなげられるかを競っている様子を見るにつけこのトライアルの意義を実感しています。とても嬉しいですし、彼らが頼もしいです。
次回は今回の課題の発表です。11のチームがそれぞれどんな成果を見せてくれるか、本当に楽しみです。
3回目の授業・成果発表(5月14日)
これまでのグループワークの集大成として、11のチームにより、独創的なアイディアの、さまざまな”移動動物園”が提案されました。
「触れ合いで癒しを! 珍しさで刺激を!」をコンセプトにした「SAWA REA PARK」。絶滅危惧種について知ってもらうことをねらった「Teleport ZOO」。来場者の想像力を刺激する「○○○○動物園」。「ふれあえるZOO」。「ましろ動物園」。「おひるとよるのどーぶつえん」。「DBZ」。「Family ZOO」。「One Park」。弱肉強食の現実を見せつける「けものフレンズ」。「HANDs on ZOO」。
すべてのプレゼン終了後、企画内容、成果物、プレゼンテーションの仕方の3つの視点をふまえて、全員による投票が行なわれ、「Teleport ZOO」が第1位に、「○○○○動物園」と動物の世界の弱肉強食を強調した「けものフレンズ」が同数で2位となりました。