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国際関係学部の鈴木リカルドさんと東島星夜さんが、第30回ユニバーシアード競技大会(テコンドー)の日本代表選手に内定しました。

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 国際関係学部1年鈴木リカルドさんと東島星夜さんが、第30回ユニバーシアード競技大会(テコンドー)の日本代表選手に内定しました。ユニバーシアードは、2年に一度、国際大学スポーツ連盟(FISU)が主催する、いわば「学生のオリンピック」。2019年度はイタリアのナポリで、7月3日から14日まで開催されます。

 東島さんは、ギョルギの男子58kg級に、鈴木さんはギョルギの男子68㎏級に出場します。

 4月26日、二人の新入生アスリートに、大学生活や東京五輪への抱負など、新里学部長が話しを聞きました。その一端を紹介します。

 

○大学1年でのユニバーシアード出場が決まり、どんな気持ちですか。

 東島さん:5月中旬の世界選手権(マンチェスターで開催)にも出場することになっていて、今はそちらに専念している。

 鈴木さん:はじめて日本代表になれてとても嬉しい。2017年12月に来日してからの願いが叶った。

 

○テコンドー競技をはじめたきっかけは何ですか。

 東島さん:もともと空手をやっていたが、小学6年がオリンピックイアーにあたっており、テレビのCMでテコンドー選手を見て、そのかっこよさに憧れ、テコンドーをはじめた。

 鈴木さん:ボリビアでは空手をやっていた。兄のセルヒオさんの影響でテコンドーをはじめ、高校生のときには68kg級でボリビアチャンピオンになった。

○国際関係学部を選んだ理由は何ですか。

 鈴木さん、東島さん:テコンドーの本場である韓国の文化、何よりもコリア語を学びたかった。また、TWICEという韓国の女性アイドルグループをメッチャみます。

 

○大学生になって間もなくひと月。大学生活について聞かせてください。

 鈴木さん:高校を卒業してから時間がたっているので、教室の授業をとても新鮮に感じた。一生懸命に勉強している。

 東島さん:入学直後から遠征に出ていたが、チュートリアルで自己紹介をしてからは、部活以外の仲間とも楽しく交流できるようになった。部活と学業をしっかりと両立させたい。

 

○来年は東京五輪ですね。抱負を聞かせてください。

 東島さん:金メダルをとって、テコンドーの面白さを日本中に広めたいと思っている。

 鈴木さん:金メダルをとり、ボリビアチャンピオンの自分が金メダルをとれたことをきっかけに、ボリビアのスポーツを振興させたい。

世界選手権・報告

 テコンドーの世界選手権(2年に一度開催)が、5月15日から19日まで、英国のマンチェスターで開催され、150の国と地域から975名の選手が参加しました。

 大会2日目の16日、東島星夜さんが男子54kg級に初出場。初戦は、世界ランク11位の米国と対戦。苦戦の末16ー11で勝利しました。

 続く2回戦ではランク57位のカザフスタンを、終盤の追い上げをかわし16ー13で破りました。

 準々決勝進出をかけた3回戦では世界ランク10位のブラジルと対戦。序盤からリードを許し、後半追い上げるも及ばず10-16で敗退、ベスト16に終わりました。

 

 男子54kg級には60名がエントリー。東島さんの世界ランキングは58kg級で330位だが、54kg級ではノーランク。8強入りを惜しくも逃したものの、今夏ナポリで開催されるユニバーシアードに向けて大きな手応えと自信を掴んだといえそうですね。

東島星夜さんより

 はじめての世界選手権で不安はあった。まだ完璧ではないが、ここまで来れた。この悔しさを忘れずまた練習に励みたい。

 

 金井監督からも、次のような力強いコメントが寄せられました。東島は減量に苦しみながらも3試合ともに格上の相手に立派に戦った。まだ荒削りだが素質は高く、延びしろが十分ある。ユニバーシアードではメダルを必ず持ち帰る。